研究課題/領域番号 |
17592155
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
矯正・小児系歯学
|
研究機関 | 松本歯科大学 |
研究代表者 |
栗原 三郎 松本歯科大学, 歯学部, 教授 (70126225)
|
研究分担者 |
岡藤 範正 松本歯科大学, 歯学部, 助教授 (50194379)
上松 節子 松本歯科大学, 歯学部, 講師 (80271378)
高橋 直之 松本歯科大学, 大学院歯学独立研究科, 教授 (90119222)
宇田川 信之 松本歯科大学, 歯学部, 教授 (70245801)
中村 浩彰 松本歯科大学, 歯学部, 教授 (50227930)
|
研究期間 (年度) |
2005 – 2006
|
研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
|
配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2006年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2005年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
|
キーワード | 破骨細胞 / 歯槽骨吸収 / ヒト破骨細胞 / PGE_2 / EP2 / EP4 / CD14陽性細胞 / 破骨細胞前駆細胞 / BMP / 骨芽細胞 / RANKL / op / opマウス / リゼドロネート / OPG / カルシトニン / ビスフォスホネート |
研究概要 |
(1)OPGの破呂細胞形成抑制機構とOPG遺伝子のプロモーター解析:OPGマウスにBNPペレットを埋め込む実験を行って、破骨細胞形成を解析した。また、RANKL欠損マウスにBMPペレットを埋め込み、さらにRANKLを投与して破骨細胞形成を観察した。その結果、の発現部位には関わらず、骨芽細胞の存在が破骨細胞形成部位を決めることが示された。OPGは骨芽細胞が産生するRANKLの細胞膜からの遊離を抑制することが示された。OPGのプロモーターにはビタミンD受容体mRが結合する領域は見出されず、マウスに1,25(OH)_2D_3を投与してもOPGの発現は抑制されなかった。 (2)pOCPの単離と解析:細胞周期が停止した破骨細胞前駆細胞(pOCP)の存在様式と破骨細胞への分化機構を解析した。正常マウスにプロモデオキシウリジン(BrdU)を投与し、同時に1,25(OH)_2D_3を4日間腹腔投与した。また、RANKL欠損マウスにRANKLとBrdUを2日間腹腔投与した。正常マウスへの1,25D3投与によっても、RANKL欠損マウスへのRへNKL投与によっても、OCが骨組織表面に誘導され、それらの核はBrdU陰性であった.以上より、1,25(OH)_2D_3投与およびRANKL投与により出現したOCは細胞周期が停止したpOCPから分化したことが示された。 (3)圧迫側における歯槽骨吸収機構1:圧迫即位での骨吸収モデル実験として、MD2投与実験系を確立した。活性型ビタミンD類縁体MD2をマウスに投与すると、骨吸収を誘導できる。M-CSF欠損であるop/opマウスに投与すると多数の破骨細胞が誘導されることが示された。また、小動物用X線CTを用い、リゼドロネート投与が卵巣摘出ラットの極めて効率よく骨吸収を抑制することを明らかにした。歯の移動に伴う歯槽骨吸収におけるpOCPの動態を現在解析中である。
|