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ヒトラクトフェリンおよびその誘導体を利用した歯周ポケットLDDSの開発

研究課題

研究課題/領域番号 17592160
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 歯周治療系歯学
研究機関北海道医療大学

研究代表者

中島 啓介  北海道医療大学, 歯学部, 助教授 (80227785)

研究分担者 加藤 幸紀  北海道医療大学, 歯学部, 講師 (50281283)
研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2006年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2005年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード細胞・組織 / 歯学 / 生体分子 / 蛋白質 / Protein
研究概要

hLF33(GRRRR SVQWC AVSQP EATKC FQWQR NMRKV RGP),hLF33K (GRRRR SVQWC AVSQP EATKC FQWQR NMKKV RGP),hLF20-37 (C FQWQR NMRKV RGPPV SC),hLF20-37S(C FQWQR NMRKV RGPPV SC)C-C間にS-S結合,の4種類のペプチドを合成し,LPS-LBP結合阻害能の測定を行った。2.5μMの濃度では,各ペプチドの結合阻害能はhLFの1/10程度で,ペプチド間では有意差は認められなかった。しかし,濃度を2.5μMから100μMまで変化させると,高濃度での結合阻害能はhLF33>>hLF33K>>hLF20-37>hLF20-37Sという結果が得られ,hLFのLPSへの結合には20番目と37番目のシステイン間のS-S結合は必須ではなく,28番目のアミノ酸は阻害能に大きな影響を与える可能性が示唆された。さらに,いずれのペプチドもTNF-α産生を抑制したが,hLFと比較するとその効果は小さいことが明らかになった。
また,ChemTx96穴ケモタキシスチャンバー(NeuroProbe社)を使用しケモタキシス測定を行った。THP-1細胞をビタミンD3存在下で活性化させた後,下部チャンバーウェルに走化性因子を各々単独,あるいはhLF(200μg/ml)と共に加えた。その後,上部チャンバーウェルに細胞懸濁液を加え,遊走した細胞数を算定した。LPSを除くいずれの走化性因子を加えても遊走細胞数は増加したが培地のみでも認められた。10ng/ml以上のLPSを加えると遊走細胞数は減少したが,同時にhLFを加えるとLPSの影響は低減された。これらの結果から,hLFはLPSによるランダムマイグレーション阻害を抑制することが明らかになった。

報告書

(3件)
  • 2006 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2005 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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