研究課題/領域番号 |
17592167
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
歯周治療系歯学
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
増永 浩 日本大学, 松戸歯学部, 講師 (40229381)
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研究分担者 |
小方 頼昌 日本大学, 松戸歯学部, 教授 (90204065)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
2,870千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 270千円)
2007年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2006年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2005年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
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キーワード | 歯周治療 / 細菌学的検索 / 免疫学的検索 / リコールシステム / リーコルシステム |
研究概要 |
1.歯周治療後の患者を選定するにあたり本学倫理委員会の規定に従い同意書を作成し、喫煙の有無および年齢によりグループ分けを行った。歯周病の初期の病態像によりメインテナンス期における状態も左右されるため、歯周基本治療の範囲で改善が期待される軽度の歯周炎患者を中心に対象者を絞りこんだ。 2.歯周基本治療による治癒により臨床的に安定がえられた患者に対して細菌の動態およびT細胞を中心とする局所の免疫応答についてパイロットスタディをおこなった。患者の臨床的な症状の安定と細菌学的、免疫学的な要素は患者ごとに大きな差となっており一様な傾向は認められなかった。患者自身の持つ遺伝的な要因あるいは局所において検出される細菌が同一の菌であっても病原性の発現程度が異なる可能性があり、限られた対象における検討では有用な因子を限定することはできなかった。 3.歯周病の発現と進行の過程において宿主側の応答を判定するには歯周ポケット内の嫌気性菌に対する作用だけでは要素を限定することは困難である。歯周組織の破壊過程のどのステージにあるのかということを多角的に評価することが、臨床的に有用な測定方法を検索することが可能となると考えられる。 4.リコール時における局所の細菌と宿主の免疫応答を限られた測定項目で評価するためには検査項目の見直しだけではなく臨床的評価より客観的に行うことにより検査精度の向上を図ることの重要性が示唆された。
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