研究課題/領域番号 |
17592174
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会系歯学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
千葉 潤子 東北大学, 大学院・歯学研究科, 大学院非常勤講師 (50197620)
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研究分担者 |
小関 健由 東北大学, 大学院・歯学研究科, 教授 (80291128)
小澤 雄樹 東北大学, 大学院・歯学研究科, 大学院非常勤講師 (90125518)
橋谷田 真樹 東北大学, 大学院・医学系学研究科, 技術専門職員 (40374938)
鈴木 麻衣子 東北大学, 先進医工学研究機構, 助手 (70420049)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,290千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 390千円)
2007年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2006年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2005年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | う蝕 / 免疫関連遺伝子 / ミュータンス連鎖球菌 / HLA-DRB1 / 遺伝子多型 / HLA-DQB1 / う蝕経験 / HLA-DRB1遺伝子 / 分泌型免疫グロブリンA / IL-1B遺伝子多型 / HLA遺伝子多型 / 粘膜免疫関連遺伝子 / SNP多型 / TaqMan PCR法 / ヒトのう蝕 / 遺伝的リスク因子 / Fcα受容体遺伝子 / SNP / HLA / サイトカイン遺伝子 / 粘膜免疫 |
研究概要 |
ヒトう蝕は、う蝕原性細菌による感染性疾患である。粘膜免疫システムによりう蝕予防の可能性を示唆する多くの研究がある。近年、う蝕の進行や重症度が遺伝と関係するということが双生児法で示された。しかし、う蝕の感受性に関与する免疫関連遺伝子はまだ報告されていない。この研究の目的は、日本人におけるう蝕感受性と関連する免疫関連遺伝子型を確定することです。ヒト白血球抗原(HLA)は、免疫を制御する重要な役割を担っている。この研究で、104名の10歳の子供(48名がう蝕あり、56名がう蝕なし)のう蝕感受性を調査しました。その結果、HLA-DQB1^*03/^*05を有する者の頻度が、う蝕なし群に比較して、う蝕あり群に統計学的に有意に多かった(P=0.005:Pc=0.04)。135名の13歳の子供(75名がう蝕あり、60名がう蝕なし)では、HLA-DRB1^*04/^*15を有する者の頻度が、う蝕なし群に比較して、う蝕あり群に統計学的に有意に多かった(P=0.0045:Pc=0.04)。164名の26歳以下の青年(98名がう蝕あり、66名がう蝕なし)では、HLA-DRB1^*04/^*15を有する者の頻度が、う蝕なし群に比較して、う蝕あり群に統計学的に有意に多かった(P=0.0045:Pc=0.04)。164名の26歳以下の青年(98名がう蝕あり、66名がう蝕なし)では、HLA-DQB1^*06/^*06を有する者の頻度が、う蝕なし群に比較して、う蝕あり群に統計学的に有意に多かった(P=0.0027:Pc=0.027)。この研究の結果から、特異的なHLA遺伝子型は、10歳、12歳の子供、青年のう蝕のあり群とう蝕のなし群の調査で、う蝕の進行に影響する可能性を示唆した。
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