研究課題/領域番号 |
17592202
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
基礎看護学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
矢野 祐美子 (2007) 大阪大学, 医学系研究科, 助教 (80335398)
久米 弥寿子 (2005-2006) 大阪大学, 大学院医学系研究科, 助教授 (30273634)
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研究分担者 |
小笠原 知枝 広島国際大学, 看護学部, 教授 (90152363)
矢野 祐美子 大阪大学, 大学院医学系研究科, 助手 (80335398)
笠原 聡子 大阪大学, 大学院・医学系研究科, 助手 (30283782)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,800千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 300千円)
2007年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2006年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2005年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | 面接教育プログラム / 臨床実習連動型 / シミュレーション / 集中トレーニング / 看護学生 / 準備状態 / 状況分析 / 教育評価 |
研究概要 |
本研究では、1)情報収集における面接に必要な知識・技術・学習環境を明らかにし、2)実践的なシミュレーション集中トレーニング法のプログラム化を行うことを目的とした。まず、臨床実習と学内演習のリンケージに基づく面接技術教育に必要な知識・技術・学習環境を明らかにするために、1)調査1(臨床実習連動型の教育プログラム実施期間中の縦断的な基礎調査,n=71〜74)のデータ分析、2)調査2(追加調査,n=61及びn=35)の実施とそのデータ分析を行った。臨床実習連動型の教育プログラム案は、(1)臨床見学実習、(2)面接技術の講義、(3)学内演習1(ペア学習)、(4)学内演習2(ロールプレイング演習)、(5)臨床看護技術実習の5段階とした。質問紙には、5段階順序尺度による25項目で面接技術の重要性や課題意識、面接技術実施の心理的状態、面接場面の実施状況などを問い、自由記述によって面接技術の理解内容や学習内容・方法に関する設問を設定した。看護実践における面接技術に関しては、重要性を認識した者の割合が臨床看護技術実習で有意に高く(p<0.01)、学習課題に対する意識も高かった。具体的な技術モデル場面の体験者の割合も、見学実習よりもロールプレイングや看護技術実習の方が有意に多かった(p<0.01)。異なる教育法による追加調査では差異も見られた。重要性の認識は、臨床実習と学内演習とに相関が認められたが、特にロールプレイング演習と看護技術実習での認識に有意な相関があり(r=0.470,P<0.01)、学内での効果的な演習が、臨床実習の認識に影響することが示唆された。しかし、学内演習での実践的な重要性の認識や臨場感には課題があり、実践的な学習環境へのニーズもあるため、面接技術育プログラムでは、学内シミュレーション設定の具体的な内容検討の必要性が明らかになった。
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