研究課題/領域番号 |
17592206
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
基礎看護学
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研究機関 | 国立国際医療センター(研究所) |
研究代表者 |
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研究分担者 |
伊東 美佐子 (伊東 美佐江) 山口大学, 医学部, 講師 (00335754)
中尾 富士子 山口大学, 医学部, 助手 (40363113)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2006年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2005年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
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キーワード | 日本人の看護ケア行動 / 看護の臨床での適用 / 日本人患者 / 患者満足度 / ケアの要因 / ワトソンのケア理論 / 看護師のケアリング行動 / 患者のアウトカム / 質問紙等の翻訳 / 患者の満足度 / 看護ケア行動 / 患者への成果 / 質問紙の翻訳 |
研究概要 |
268のケースを分析したが、12%以上の欠損がある場合を除き最終的には189のケースを対象とした。3つのケースにおいて年齢変数が欠落していたので平均値の62を代用した。CATのガイドラインに従い変数を記録し、すべての点数は、患者満足度とケアについて計算し、記述統計を算出した。標本の平均年齢は、61.96歳で、39.7%が女性で、60.3%が男性であった。入院の平均回数は、3.65であり、CATの信頼係数は、0.975で、アメリカ合衆国での信頼係数と一貫性を持っていた。 変数相関係数分析により、女性が看護ケアと正の関係があること(相関係数0.154P値>0.017)が判明した。患者の満足度は、看護ケアと有意な相関関係を持っており(相関係数0.523P値<0.000)看護ケアが患者の満足度にプラスに影響するという仮説を裏付けた。これは、理論と当研究の一貫性を示している。 現在の日本の看護研究は、さらに看護ケアが患者にとり極めて重要であり、結果的に患者の高い満足度を導くことを示している。日本の病院における看護への示唆として、臨床でのケア行動をナースが明らかにする仕事環境を保持することやカリキュラムに看護ケア行動を組み入れることが挙げられる。
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