研究課題/領域番号 |
17592234
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床看護学
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
神田 清子 群馬大学, 医学部, 教授 (40134291)
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研究分担者 |
二渡 玉江 群馬大学, 医学部, 教授 (00143206)
武居 明美 群馬大学, 医学部, 助教 (70431715)
狩野 太郎 群馬県立県民健康科学大学, 看護学部, 講師 (30312896)
平井 和恵 横浜市立大学, 医学部, 准教授 (10290058)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 270千円)
2007年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2006年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2005年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | がん / 化学療法 / 生活の質 / 通院治療 / 心理教育的介入 / 自己効力感 / 気がかり / セルフケア介入 / セルフモニタリング / QOL |
研究概要 |
本研究の目的は外来で化学療法を施行するがん患者に対して構造的な支援プログラム、心理・教育的介入を実施し、その効果を検討することである。教育的介入として、(1)セルフ・モニタリング法による副作用症状マネジメント (2)パンフレットでの教育 (3)ビデオでの副作用対処法 (4)電話連絡、心理・情緒的介入として (5)簡易呼吸法の指導 (6)積極的傾聴である。効果指標は(1)気がかり評定尺度,自己効力感尺度,QOL尺度による調査 (2)主観的評価を半構成的面接で行った。 対象者はA大学病院で初めてのがん化学療法を外来で行う患者であり、対照群13名(男性6名、女性7名、平均年齢57.3歳)介入群13名(男性4名、女性9名、平均年齢52.2歳)、両群の化学療法のタイプや疾患をほぼ統一した。疾患は、両群ともに乳がん、消化器がんが多くなっていた。 介入群の気がかり評定得点は治療前32.8点、3ケ月後30.0点であり、自己効力得点は、治療前11.2点、治療後3ケ月11.9点、QOL得点は治療前71.0点、治療後73.3点であった。対照群の気がかり評定得点は治療前36.2点、3ケ後30.0点であり、自己効力得点は、治療前9.2点、治療後3ケ月9.1点、QOL得点は治療前66.1点、治療後68.8点であった。両群ともに気がかりが減少し、自己効力感やQOLが高くなっていた。介入の効果判定に反復測定二元配置分散分析を行い、時間経過と介入の有無の違いを検討した。しかしいずれの項目でも有意差がみとめられず介入の効果は統計学的には明らかにされなかった。主観的な評価では、フィードバックによる指導や共同目標の立案により徐々にセルフマネジメントに自信をつける様相のカテゴリがみいだされ介入の効果が得られた。 今後は両群のレジメ、病期を統一し、介入の効果を明らかにする必要性が示唆された。
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