研究課題/領域番号 |
17592243
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床看護学
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研究機関 | 大阪府立大学 (2007) 大阪大学 (2005-2006) |
研究代表者 |
中嶋 有加里 大阪府立大学, 看護学部, 准教授 (40252704)
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研究分担者 |
小山 恵実 大阪府立大学, 看護学部, 助教 (40438239)
町浦 美智子 大阪府立大学, 看護学部, 教授 (70135739)
末原 紀美代 大阪府立大学, 看護学部, 教授 (90112044)
山口 雅子 愛媛大学, 医学系研究科, 教授 (60259653)
大橋 一友 大阪大学, 医学系研究科, 教授 (30203897)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,830千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 330千円)
2007年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2006年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2005年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | 妊婦 / 自動車 / シートベルト / 視聴覚教材 / 安全教育 / 衝突体験装置 / 妊婦教育 / 乗車姿勢 / 接触圧 / 後部座席 / 文献研究 / 運転姿勢 |
研究概要 |
2007年6月、自動車全席シートベルト着用が法制化された。医療職者からの妊婦教育の必要性が高まっている。これまでベルトの有効性を伝える映像は、高速度衝突実験で、ダミー人形が車外放出される衝撃的な映像であり、妊婦が視聴する際の心的悪影響が懸念される。 そこで、妊婦だけでなく、妊婦と車に同乗する者や医療職者にも啓発するために、社団法人日本自動車連盟(JAF)の協力を得て、時速約5kmの低速度衝突体験装置(シートベルトコンビンサー)の体験映像を用いた視聴覚教材を試作した。将来、医療職者や自ら妊婦またはそのパートナーになり得る看護学生に視聴してもらい、試作教材の効果を確認した。教材評価に基づいて内容・構成を改良し、DVD教材を作製した。教材の概要は下記の通りである。 衝突体験装置を体験できる機会を得られる者は限られているが、今回、体験映像を撮影し、スロー再生で身体の動きを具体的に提示したことで、ベルト着用の重要性を説明する新たな教育コンテンツと装置の活用方法を提案することができた。今後、この教材を実際の妊婦指導に活用して、DVD教材の効果を確認していく予定である。 妊婦の自動車全席シートベルト着用推進を目指した視聴覚教材妊婦とシートベルト-大切な母子の命を守るために-(放映時間12分) [特徴] 1.ダミー人形でなく、妊婦体験ジャケットを着用した女性モデルにより、妊婦の体型や実際の反応をイメージしやすい。 2.運転席・助手席・後席の低速度衝突時のベルト着用の有無による身体の動きを比較することで、全席ベルト着用の有効性を理解できる。 3.低速度衝突による妊婦の腹部とハンドルまでの距離の変化や、エアバッグが展開する状況を確認することで、安全な乗車姿勢の重要性が理解できる。 4.座席のリクライニングを倒した状態での衝突状況を確認することで、安全な乗車姿勢とベルトを着用する部位の重要性が理解できる。
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