研究課題/領域番号 |
17592252
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床看護学
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
上田 公代 熊本大学, 医学部, 教授 (20145345)
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研究分担者 |
上田 厚 熊本大学, 大学院・医学薬学研究部, 教授 (10040198)
尾道 三一 熊本大学, 医学部, 教授 (70112406)
原田 幸一 熊本大学, 医学部, 教授 (00094029)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
1,960千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 60千円)
2007年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2006年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2005年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
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キーワード | 低出生体重児 / 成熟体重児 / ケースコントロールスタディ / 妊娠前体重とBMI / 妊娠合併症 / 妊娠のライフスタイル / 地域特性 / ソーシャルサポート / 妊娠週数 / 出生体重 / 胎児発育 / 妊婦のライフスタイル |
研究概要 |
【目的】低出生体重児出生に関与する地域特性と母親の心身の健康、社会的支援、生活満足度およびライフスタイルとの関連を明らかにする。 【方法】1)解析対象:無作為抽出による低出生体重児(LBW:Low Birth weight Infant)306名、正体重児(コントロール)409名の母親である。2)解析:地域別に妊娠合併症による出生体重、妊娠前体重とBMIおよび出産直前の体重を比較した(Student-t検定)。妊娠中の気持ち、ストレス、社会支援、生活満足度、ライフスタイルは点数化し、ANOVA(Kruskal-Wallis検定)後、地域別に比較した(Wilcoxon順位和検定)。さらに,低出生体重児出生の予防のモデルを設定し、ロジステック回帰解析を行った。 【結果】LBWの出生体重は農村部が都市部より重かった(p<.05)。また、LBWの「妊娠合併症あり」が「妊娠合併症なし」に比べ出生体重は低く、農村部においてその差は小さかった(p<.05)。農村部のLBWの母親は、妊娠前の体重、BMIおよび出産直前の体重が都市部より重かった(各々p<.05)。LBW群の農村部には高い医療関連のソーシャルサポートの高い認知と医療サービスの高い満足がみられ、反対に、性別役割分担意識への不満、ライフスタイルの低値および生活満足度の低さが顕著であった。正体重児群においても、農村部は「仕事(家事、育児、介護)のソーシャルサポート」が高く、高い医療関連のサポートや市町村のサービスの満足および性の役割分担意識への不満がみとめられた。ロジステック重回帰解析による低出生体重児の予防因子は生物因子(出生順位、妊娠週数、単胎)、体重因子(BMI,妊娠中体重増加量)、生活習慣、農村地域であった。増強因子は妊娠に関する不安とストレスであった。
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