研究課題/領域番号 |
17592257
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床看護学
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研究機関 | 岐阜県立看護大学 |
研究代表者 |
田中 克子 岐阜県立看護大学, 看護学部, 教授 (20236574)
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研究分担者 |
末原 紀美代 大阪府立大学, 看護学部, 教授 (90112044)
川村 智行 大阪市立大学, 大学院・医学研究科, 講師 (60271186)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,570千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 270千円)
2007年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2006年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2005年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | 青年期 / 糖尿病 / 教育 / 妊娠・出産 / パンフレット / セクシュアルヘルス / セルフケア / 糖尿病患者 / セクシュアルヘルスケア / 思春期・青年期 |
研究概要 |
糖尿病女性の妊娠出産に関する教育と啓発活動の必要性を痛感し、青年期糖尿病患者のセクシュアルヘルスケァ教育プログラムの開発と検証を実施した。第1の研究として青年期糖尿病をもつ人への計画妊娠の理解を推進ずるために、「性教育セミナー」を青年期の糖尿病をもつ人と保護者を対象に行った。結果、セミナー受講後、計画妊娠への理解が深まり、病気を持っても妊娠出産育児を困難にすると思わない割合が増え、妊娠希望時には良好な血糖コントロールを目指すと回答した割合が増えた。第2の研究として、糖尿病をもつ人の妊娠出産育児に関して現実的で具体的なプログラム内容の検証のために、妊娠出産育児を体験した人の妊娠出産までの情報探索について調査した。結果、本人の努力で糖尿病女性の妊娠出産に関する情報、本人が納得する妊娠出産の経験豊富な医療機関や医師に出会うまで、医師や医療機関の情報を探索していた。以上の結果から、糖尿病女性の妊娠出産の経験豊富な病院や専門医、糖尿痺と妊娠出産の関係などの情報提供が必要であることが明らかとなった。第3に第1と2の研究結果から、糖尿病女性の妊娠出産に関する広報、教育と啓発活動を目的として作成した「糖尿病女性が安全に安心して妊娠・出産に臨むためのパンフレットを作成し、その評価を明らかにした。結果、パンラレットの量やわかりやすさについては90%以上が肯定的な意見であった。糖尿病女性の妊娠出産に関する情報入手ができにくい、診療所や産婦人科にあるとよいという意見から糖尿病をもつ人や医療従事者にとって妊娠出産に関する情報を入手できるパンフレットは非常に有効であったと考えられる。以上のことから、教育プログラムとして開発した青年期の糖尿病をもつ人とその保護者を対象にしたセミナー形式の集団教育と糖尿病女性の妊娠出産に関する情報提供の媒体は効果的であったと考える。
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