研究課題/領域番号 |
17592262
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床看護学
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研究機関 | 近大姫路大学 (2007) 大阪府立大学 (2005-2006) |
研究代表者 |
小西 美和子 近大姫路大学, 看護学部, 准教授 (60295756)
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研究分担者 |
畑 豊 兵庫県立大学, 大学院・工学研究科, 教授 (20218473)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,880千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 180千円)
2007年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2006年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2005年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
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キーワード | 臨床看護学 / 手術看護 / 褥瘡発生予測 / 看護エキスパートシステム / 看護エキスパートシスチム / 褥瘡予防 |
研究概要 |
周手術期看護に携わる看護師は、術前から術後の経過のなかで患者の変化に対応できる予測に基づいた判断と予防的なケアが求められている。しかし実際にはすべての看護師が質の高い判断が行えない現状にある。とくに現在のような在院日数の短縮化が進められ、手術室看護の機能がさらに求められる昨今、非常に重要であると考える。本研究の目的は、手術後の褥瘡予測・予防を目的とした看護エキスパートシステムの開発を行うことである。この看護エキスパートシステムは、褥瘡発生要因の構成内容とエキスパートの経験知に基づく判断内容が重要となる。そこで17年度は手術後の褥瘡発生要因の検討においては、とくに手術の痛みと体動の関係について実施した。18年度はエキスパートシステム開発に向けた手術前〜手術後における看護情報システムについて情報収集,およびエキスパートナースの判断内容の把握を行った。19年度は、エキスパートシステム開発においてシステムの構成について検討を行った。 しかし実際の運用において患者に適用するまでには、まだまだ課題も多い。その理由として、患者の了解を得るための倫理的配慮に伴う手続きが困難でかなりの時間を要すること、看護師の経験的知識の蓄積がまだ不十分であることなどがあげられる。これらの問題を解決し、看護エキスパートシステムの開発および実用化は、手術後の患者の褥瘡発生予測・予防をめざした看護介入方法として、IT化に十分対応できると考える。実用可能となるために、さらなる検証、改良が求められる。
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