研究課題/領域番号 |
17592274
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床看護学
|
研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
丸 光惠 (丸 光恵) 東京医科歯科大学, 大学院・保健衛生学研究科, 准教授 (50241980)
|
研究分担者 |
武田 鉄郎 和歌山大学, 教育学部・障害児心理学, 教授 (50280574)
岡崎 章 拓殖大学, 工学部, 教授 (40244975)
富岡 晶子 東京医療保健大学, 講師 (90300045)
石川 紀子 千葉県立衛生短期大学, 講師 (70312965)
田中 千代 北里大学, 看護学部, 講師 (20297188)
|
研究期間 (年度) |
2005 – 2007
|
研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
|
配分額 *注記 |
3,450千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 150千円)
2007年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2006年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2005年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
|
キーワード | 小児慢性疾患 / 思春期 / 情報 / ソーシャルサポート / 特別支援教育 / インタラクティブメディア / 小児慢性腎疾患 / 入院 / 教育 / 看護学 / 慢性疾患 / インフォームドコンセント / 心理 / 看護 |
研究概要 |
本研究の目的は、入院・治療中の10代の小児慢性疾患患者の医療・看護精報とソーシャルサポートに関するニーズに焦点をあて、インタラクティブメディアを用いた心のケアモデルの開発することにある。その為にまずフィラデルフィア小児病院を中心として、小児慢性疾患患者の心のケアに関する多様な職種及び介入プロダラムのフィールド調査を行った。10代患者のサポート源として特別支援学校等教員を対象とした調査を行い40名より回答を得た。10代患者が闘病生活で必要としていると思われる支援内容では、多い順に人的サポート、患者・家族・地域の子ども・教師との交流などがあげられ、続いて情報的サポートとなっていた。今後求められる支援として、サポート・教育体制の整備が最も多かった。慢性腎疾患患者27名を対象とした調査を行った。患者が情報源としていたのは主治医・母親であり、直接聞く、が最も多いが、インターネットや本・パンフレット等からも同時に情報を収集する傾向にあった。治療生活の中でつらかったことは生活全般・制限等についてであるものの、同病患者との交流や友人に病気を理解してもらえてことによって助けられたと感じていた。全研究期間を通じて、10代の慢性疾患患者で心の問題をもつ事例について事例検討会を6回開催し、5施設より6事例(うち4事例がターミナル事例)の検討を行った。これらの調査結果および関東近郊施設と共同・公開で行った事例検討会での内容を総合し、10代患者を利用者として想定し、(1)病気説明のデジタル絵本、(2)同病患者同士のチャット・ブログで構成したインタラクティブメディアのフレームワークを設計した。本年度の研究成果は調査施設の医療・教育職らの参加を得て、平成20年2月に一般公開した調査報告会にて発表した。
|