研究課題/領域番号 |
17592276
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床看護学
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研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
佐藤 朝美 東海大学, 健康科学部, 講師 (50384889)
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研究分担者 |
小倉 邦子 埼玉医科大学, 保健医療学部, 助教 (50458535)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 330千円)
2007年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2006年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2005年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
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キーワード | 重症心身障害児(者) / 外傷後ストレス障害 / 医療的ケア / ケア / 親 / 介護 / 重症心身障害児 / 外傷後ストレス |
研究概要 |
2004年から2007年度にかけて、医療的ケアを受けた重症心身障害児(者)(以下重症児)をもつ母親の「外傷後ストレス障害(以下PTSD)」に関する体験と、そのケア開発の研究を行った。 本研究の第一段階では、治療や診断による親のPTSDを明らかにするための文献検討を行った。その結果、治療によるPTSD/PTSS/Traumaは母親に現れることが明らかにされていた。 第二段階では、文献検討をもとに、医療的ケアを受けた重症児の母親の治療による「外傷後ストレス障害」を明らかにするために、ライフストーリー法を用いて、母親を対象とした質的研究を行った。その結果、母親は、心的外傷を医療的ケアの必要性の告知により体験していた。また「医療的ケア決断の時」「医療的ケアの評価」医療的ケア導入後の介護」の場面において、心的外傷体験の影響である「無力感」「加害意識」「罪悪感」「孤立無援感」が現れていたことが明らかになった。 心的外傷予防と影響からの回復へのケア開発のために、医療的ケアを体験した母親にフォーカスインタビューを行い、「準備性をもつ」「安全感を得る」「承認をうける」に関するケアが必要であることを抽出した。これらをもとに、医療的ケアが必要な重症児を介護する親の「外傷後ストレス障害」へのケアを開発した。
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