研究課題/領域番号 |
17592278
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床看護学
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研究機関 | 東京女子医科大学 |
研究代表者 |
小川 久貴子 東京女子医科大学, 看護学部, 准教授 (70307651)
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研究分担者 |
久米 美代子 東京女子医科大学, 看護学部, 教授 (70258987)
恵美須 文枝 首都大学東京, 保健福祉学部, 教授 (40185145)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,550千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 150千円)
2007年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2006年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2005年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | 看護学 / 10代妊娠 / 思春期妊娠 / ケア / 支援プログラム / 支援構築 / 心理的状況 / 質的研究 / 思春期 / 妊娠 / 支援 / プログラム開発 / 若年妊婦 / 10代妊婦 / 面接調査 / 若年母 / 主観的体験 / 出産準備教育 / 育児支援 / ケアプログラム / 文献研究 / 北米 |
研究概要 |
1.10代妊婦の心理・社会的な状況について (1)10代妊婦に関する研究の動向:エビデンスレベルの高い研究が少なく、国内における10代妊婦の現状報告が多い。看護に有用な研究として、対象の複雑な社会・心理的な状況を考慮した質的研究が必要である。 (2)10代妊婦に関する研究内容の分析と今後の課題:10代女性の妊娠の受容過程や、10代で妊娠・育児を経験する意味、さらに健康面に及ぼす影響を探求した心理・社会的な研究が不十分なことが明らかとなった。 (3)統計からみた10代の女性の出産:周産期死亡率が20〜34歳の世代に比べて高く、妊娠中の管理不足と推察される。若年母は未婚や無職等の経済的問題があることが示され、社会的リスクが高いことが示唆された。 (4)若年母への対応に関する支援者の姿勢-北米における調査から-:支援者は、若年母の現状や特徴と、思春期の若者であることを理解して肯定的な姿勢で支援することが重要であることが見出せた。 (5)10代女性が妊娠を継続するに至った体験:予定外妊娠が多い10代女性は妊娠を継続するために、学業の両立や家族関係の調整等多面的な体験をして、それぞれに固有な意味が存在していた。 2.10代妊婦の支援構築について (1)10代妊婦に対する外来でのピア交流活動を含めた支援の試み:10代妊婦の支援には、その特徴に応じた相互交流の工夫や、理論よりも実践を強調する関わりが効果を上げることが明らかになった。 (2)10代妊婦の支援プログラムの作成:妊娠時期別に10代妊婦の特徴に応じた支援プログラムを考案し構築することは、出産に向けての準備を段階的に整えるために重要なことが見出せた。他職種との連携が課題である。
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