研究課題/領域番号 |
17592284
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床看護学
|
研究機関 | 神戸常盤大学 (2007) 神戸常盤短期大学 (2005-2006) |
研究代表者 |
柴田 しおり 神戸常盤大学, 保健科学部, 准教授 (70254480)
|
研究分担者 |
柴田 真志 兵庫県立大学, 看護学部, 教授 (00254467)
佐野 かおり 神戸常盤短期大学, 看護学科, 助手 (60399251)
|
研究期間 (年度) |
2005 – 2008
|
研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
|
配分額 *注記 |
3,480千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 180千円)
2007年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2006年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2005年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
|
キーワード | 血液透析 / 運動トレーニング / 自己効力感 / リハビリテーション看護 |
研究概要 |
本研究の今年度の目的は、運動リハビリテーション介入による血液透析患者の自己効力感の変化および、介入への看護師の関わり方について検討することであった。 協力の得られた対象者4名に対し、健康運動指導士により個別に計函された週2〜3回の運動プログラムを実施した。その主な内容は、エクササイズボールを用いたストレッチング20分、自転車エルゴメータによる一定負荷運動10〜20分、トレッドミル上での歩行20分、トレーニングマシンを用いた腹筋および背筋運動各10回×3セットであった。計画された3ヶ月のリハビリテーションプログラムを遂行できたのは4名中2名であった。継続できなかった2名は、仕事などが主な理由であったが、リハビリテーションの実施を透析日以外に設定しており、一方継続できた2名は透析日にリハビリテーションを実施していた。 3ヶ月間の運動リハビリテーション終了後、自己効力感の変化を検討したところ、2名に共通して向上した項目は、「休日でも運動する自信がある」「自分の体調を保つためにいろいろなことを自分からすすんでやっている」であった。また、2名のうち1名に対して、看護師が運動実践の意義の説明や継続に対する褒章を行い、さらに透析生活に伴う様々な困難などについて傾聴したところ、運動、食生活、透析管理、透析管理行動の主体性、透析生活の自己効力感合計51項目中12項目でリハビリテーション前よりも肯定的となり、看護師が関わりを持たなかった対象者の2項目よりも多いことが示された。このことから、透析日に運動を実施し、看護師が関わることで自己効力感の向上に貢献すると思われた。
|