研究課題/領域番号 |
17592293
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地域・老年看護学
|
研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
佐伯 和子 北海道大学, 医学部, 教授 (20264541)
|
研究分担者 |
大倉 美佳 金沢大学, 大学院・医学系研究科, 助教 (30361984)
|
研究期間 (年度) |
2005 – 2007
|
研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
|
配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 300千円)
2007年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2006年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2005年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
|
キーワード | 保健師 / 専門職務遂行能力 / 行政機関 / 到達度 / 事務系職員 / 能力基準 |
研究概要 |
目的: 保健師の専門職務遂行能力に焦点をあて、到達が期待される専門職遂行能力の内容とそのレベルを発達期別基礎教育終了時、5年目、10年目、20年目)に、保健所と市町村別に明らかにすることを目的とした。 方法: 523箇所の自治体及び施設の2902人に質問紙調査票を郵送で配布した。有効回答数は保健師852人、事務職285人、総計1、137人(有効回答率39.2%)であった。 結果および考察: 自立を基準とした保健師実践能力尺度で、保健師の卒業時には理解ないし指導下でできるレベル、5年目には指導下でありながらも1人でできるレベル、10年目には1人でできるレベル以上、20年目には指導できるレベルの実践能力が期待されていた。5年目、10年目の保健師に対し、事務系職員は保健師よりも高いレベルの実践能力を期待する傾向にあった。特に地域支援能力、施策能力、管理能力でその傾向が見られた。また、保健所保健師と市町村保健師に期待される到達レベルに大きな差はなかったが、保健所保健師のほうが早い時期に指導できるレベルが期待されていた。本研究の結果、保健師は5年目には1人で実践していくことが期待されていたことから、早い時期から専門性の発揮が求められていると考えられる。保健師と事務系職員の考えに違いが認められ、保健活動の展開において事務系職員との連携、協働が必須であることから、今後、保健師の能力獲得に対し両者の共通認識が図ることが重要である。
|