研究課題/領域番号 |
17592309
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地域・老年看護学
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研究機関 | 京都橘大学 (2007) 長野県看護大学 (2005-2006) |
研究代表者 |
奥野 茂代 京都橘大学, 看護学部, 教授 (90295543)
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研究分担者 |
千葉 真弓 長野県看護大学, 看護学部, 講師 (20336621)
太田 規子 長野県看護大学, 看護学部, 助教 (10363889)
楠本 祐子 長野県看護大学, 看護学部, 助教 (80438176)
小野塚 元子 京都橘大学, 看護学部, 助手 (30449508)
山本 昇平 京都橘大学, 看護学部, 助手 (00460692)
曽根 千賀子 長野県看護大学, 看護学部, 助教 (40336623)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,270千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 270千円)
2007年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2006年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2005年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | 認知症高齢者の終末期ケア / 介護老人福祉施設の看護職者 / 介護老人福祉施設の認知症高齢者 / 終末期ケアにおける臨床看護能力 / 臨床看護能力を発展するモデル / 終末期ケア研修会 / 終末期ケアQ・A集 / 高齢者の人生"に参加し支える / 高齢者の人生に参加し支える / 介護施設利用の認知症高齢者 / 施設における終末期ケアQ・A |
研究概要 |
●研究目的 介護施設に暮らす認知症高齢者の終末期ケアの質の向上をめざし、看護職者の臨床能力の発展を企てるモデルを構築し検討した。 ●リサーチクエスチョン 1.終末期ケアを行う上で看護職者は、どのような臨床能力を向上させたいと考えているか 2.終末期ケアを行って、悩んでいることは、どのようなことか 3.終末期ケアを行う上で必要な臨床能力を向上できるプロジェクトとは、どのようなものか ・平成17年度は、看護職者の臨床能力に関するニーズ把握の調査を実施した。調査は、充分な倫理的配慮のもとにn県下の全介護老人福祉施設(特養)の看護職336人を対象に実施された(回収数161人、47.9%)。その結果、15項目については研修課題が明らかとなり、看護職者の臨床能力を発展するモデル案として10回55時間の研修が企画された。 ・平成18年度は、前年度に企画されたリサーチクエスチョン3.プロジェクト「看護職者の臨床看護能力を発展する研修会」を11回(55時間以上)開催した。研修は、少人数制、参加型を基盤とし、18人を対象に実施された。 ・平成19年度は、研修者の意向にもとづく「認知症高齢者の終末期ケアQ・A集(7領域19質問)」の完成、プロジェクト評価を半構成的内容による面接法(6施設8人を対象)で行った。「終末期ケア研修会参加により役立ったこと」は、22の内容に分類され、さらに「(1)研修会は、終末期ケアについての自己の知識の確認、獲得につながっている」「(2)研修会は、施設のケアを改善することにつながっている」「(3)研修会は、他施設の看護職との情報交換につながっている」の3点に集約された。 今回取り組んだ研修会や参加者の意向に基づく指針の作成(認知症高齢者の終末期ケアQ・A集)は、有意義であり、このような取り組みについて特養における終末期ケアの向上のために今後も検証を重ね、継続していく必要があると考える。
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