研究課題/領域番号 |
17592310
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地域・老年看護学
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研究機関 | 岐阜県立看護大学 |
研究代表者 |
北山 三津子 岐阜県立看護大学, 看護学部, 教授 (70161502)
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研究分担者 |
岩村 龍子 岐阜県立看護大学, 看護学部, 准教授 (00326109)
森 仁実 (森 仁美) 岐阜県立看護大学, 看護学部, 准教授 (40326111)
松下 光子 岐阜県立看護大学, 看護学部, 准教授 (60326113)
米増 直美 岐阜県立看護大学, 看護学部, 准教授 (80326115)
大井 靖子 岐阜県立看護大学, 看護学部, 助教 (60326121)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,140千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 240千円)
2007年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2006年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2005年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | 親 / エンパワメント / 育児環境づくり / 母子保健推進員活動 / 育児サークル / 親同士の交流 / 人間としての成長 / 地域住民 / 育児環境 / 母子保健推進員 / 看護学 |
研究概要 |
育児する親は、児・家族・育児している他の親・地域の人々・外部支援者とのかかわりを通じて、育児を行う力や育児における課題への対処能力を高めていく(エンパワメント)と考え、親のエンパワメントの支援方法を検討することを目的とした。第1子を育児中の親を対象とした継続家庭訪問による面接調査および育児体験記を素材とした分析によって、エンパワメントの内容とプロセスを調べた。また、親同士のかかわりの機会として、育児サークルを取り上げ、参加者の交流を通じたエンパワメントの内容を調べた。地域の人々とのかかわりの機会として、母子保健推進員活動を取り上げ、親との交流を通じた推進員側のエンパワメントの内容を調べた。 以上の調査結果から、育児する親のエンパワメントとは、居住している地域で生活する住民として、また、一人の人間として、生きる力を発揮できることであるといえる。親のエンパワメントを支援する環境づくりとして必要と考えられることは、以下のとおりである。(1)育児初期の様々な不安に対して、情報提供・相談がきめ細かくできる体制づくり。(2)親への対応方法では、親が考え決断したことを支持し、自信が持てるようにする。(3)地域内で親同士が交流できる機会を把握し、必要に応じて交流の場をうくる。(4)親同士が交流できる場の情報が育児している親に届くようにする。(5)親同士の交流を求めていてもできない人に対して、交流できるように支援する。(6)地域住民として親子への支援を行う役割をもつ人(推進員制度・ボランティア等)を設置し、継続的に親子をかかわる機会をつくる。(7)(6)に示す親子への支援を行う役割をもつ人が、かかわることが「難しい」と感じたり、「嫌」と思うことがないように支援する。(704字)
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