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大腿骨頸部骨折手術後の高齢者の回復過程における介護支援に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 17592332
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 地域・老年看護学
研究機関日本赤十字広島看護大学

研究代表者

宗正 みゆき  日本赤十字広島看護大学, 看護学部, 准教授 (40309993)

研究期間 (年度) 2005 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
2,510千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 210千円)
2007年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2006年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2005年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード高齢者 / 大腿骨頸部骨折 / 回復過程 / 在宅移行 / 介護支援 / 生活機能 / 社会参加 / 生活再構築の促進・阻害要因 / 生活再構築の阻害要因
研究概要

本研究は,老人ホーム,老人福祉施設を利用している大腿骨頸部骨折後の高齢者の活動,参加に及ぼす要因を生活体験から明らかにする目的で,研究協力者に半構成的面接を行い,質的記述的研究方法を用いて分析を行った。
その結果,大腿骨頸部骨折後の高齢者の活動,参加に影響を及ぼす要因の特徴として,【痛みに耐える】【生活機能の低下を再認識する】【周囲の負担を気遣い,活動・参加を自制する】【骨折後の抑鬱】は活動,参加を阻害する要因として,【老いを自覚し,現実を受け止める】【生活行動が安定するよう自己調整する】【支えの中で,前向きに取り組む】は活動,参加をサポートする要因として,【自己の生活スタイルを保持する】【社会と関わり,楽しむ時間を持つ】は活動,参加を促進する要因として考えられた。
活動,参加のそれぞれの阻害要因,促進要因は相互に関連があり,周囲の励ましや支えを得て自己調整し,【老いを自覚し,現実を受け止める】のサポート要因を通して,自己の生活スタイルを維持して社会生活の中で楽しく過ごす時と場を得ていた。活動,参加のサポート要因は,生活機能維持・向上の要であり,社会参加(自己実現)の促進に影響を及ぼしていることが推測された。以上のことから活動,参加の影響要因は病院施設から在宅あるいは老人福祉施設入所迄の長期的視野でQOLとの関連で,大腿骨頸部骨折後の高齢者の介護支援のあり方を検討し,具体化していく必要がある。

報告書

(4件)
  • 2007 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書

URL: 

公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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