研究課題/領域番号 |
17600004
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
表象芸術
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
藤田 志朗 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 教授 (10181356)
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研究分担者 |
柴田 良貴 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 教授 (90178913)
守屋 正彦 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 教授 (90272187)
木村 浩 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 准教授 (60241808)
程塚 敏明 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 准教授 (40292544)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,700千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 300千円)
2007年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2006年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2005年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | 湯島聖堂 / 復元制作 / 絵画制作 / 彫塑制作 / CG制作 / 理論系 / 制作系 / 孔子 / 賢儒図像 / 孔子像 / 美術史 / 彩色 |
研究概要 |
本研究は江戸前期の儒教芸術としでの湯島聖堂の礼拝空間の復元を目的として、理論、絵画制作、彫塑制作、CG制作による研究組織を構成し、理論系と制作系の共同研究として行なわれた。失われた旧湯島聖堂の礼拝空間再現の為に、筑波大学所蔵の賢儒像扁額模写本(《賢聖障子図》)、湯島聖堂安置の孔子像についての資料調査を行い、守屋正彦からなる研究組織が美術史による検討を加え、その結果を反映して、各研究組/織による復元制作を行なった。 藤田志朗、程塚敏明からなる研究組織では、まず《賢聖障子図》の欠損部2面の想定復元を行った後に東京国立博物館所蔵の《賢哲図像》と本学所蔵の《賢聖障子図》とを照らし合わせ、旧湯島聖堂に扁額として飾られていた《賢儒図像》全16面の下図を作成し、白描による復元を行なった。その後、彩色による復元の為に使用する紙絵具、服の文様などの検討を行なった上で、彩色の方法論を考察し、《賢儒図像》全16面の彩色復元を完成させた。完成した16面は寺内遊神堂にて表装を行ない扁額とした。 柴田良貴からなる研究組織では、旧湯島聖堂に安置されていた孔子像、四配像を塑造による想定復元を行った。その後石膏への材質転換、石膏直付けによる形態の推敲、五聖像全体の統一的な関連性の検討行い、石有原型の完成に至った。この原型を基に素材を石膏からブロンズへと転換させた。 木村浩からなる研究組織では、CGによる旧湯島聖堂大成殿の復元を行なった。大成殿の内部空間をウォークスルーできるデジタルコンテンツを研究し、本研究で復元された「賢儒図像」全16面を配置した当時の内陣空間を分かりやすく示す動画コンテンツの制作を完成させた。 孔子祭復活百周年に合わせ、平成19年度10月に展覧会「草創期の湯島聖堂」(会場/湯島聖堂大成殿)にて16面の賢儒図像(扁額)、五聖像、CG動画コンテンツを展示し、研究成果の発表を行なった。
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