研究課題/領域番号 |
17602005
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
「総合的な学習」のカリキュラム開発
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研究機関 | 香川大学 |
研究代表者 |
野崎 武司 香川大学, 教育学部, 教授 (80201698)
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研究分担者 |
安東 恭一郎 香川大学, 教育学部, 教授 (20284341)
北林 雅洋 香川大学, 教育学部, 准教授 (80380137)
植田 和也 香川大学, 教育学部, 助教授 (90363176)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
1,950千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 150千円)
2007年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2006年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2005年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
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キーワード | いのちの学び / 総合的な学習の時間 / カリキュラム開発 / 主体的な学び / 人間存在の深さ / 綴り方教育 / 生活教育 / 単元づくり / 土体的な学び |
研究概要 |
本研究の目的は、「いのちの学び」につながるこれまでの教育実践をレビューし、総合的な学習の時間をうまく構成するための授業開発、カリキュラム開発を行うことにある。H.17年度には、金森俊朗の授業実践をフィールドワークし、日生連の研究資料を中心に文献研究を行った。H.18年度は、鳥山敏子の実践をフィールドワークし、「東京賢治の学校」の文献研究を行った。その他様々な「いのちの学び」のフィールドワークを行った。H.20年度は、それらの基本的考え方を整理し、それをもとに大学で「生活科研究」の実践授業を行った。そこから、「総合的な学習の時間」を取り巻く問題を以下のように整理した。(1)生活の中の気づきから生まれる学びの世界を子どもたちに実感させること。そのために、教師がそれを実感していること。(2)自然との一体感を呼び戻すには、日常の生活空間とは異界であるような現場での農作業など身体活動の深い体験が必要であること。(3)人間の過剰さへの気づきを「自分を問い直す」方向へ導くことは難しいこと。(4)教師自身が、日常的に外部から生じる問題に対処しながら「自分を問い直すこと」、そこから溢れる「からだの中からつくり出した言葉」をもって世界の区切りを動かそうと努める姿勢が大切であること。「いのちの学び」のカリキュラムのコアとなる内容として、(1)自然は人間のいのちの源であること。(2)弱い人間がいのちを維持しあうネットワークが社会であること。(3)社会特に近代社会は、人間と自然の誤った関係の捉え方(世界観)を構築していること。(4)近代社会、特に資本主義は、人間の欲望や身体性を奇形化していること。(5)社会は諸生命を搾取するばかりでなく、人間間、社会階層間、国家間にまで搾取の関係を広げていること。こうしたコアは、農業体験から、地球環境問題、差別や戦争までを一貫した視座で捉える枠組みとなっている。
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