研究課題/領域番号 |
17630015
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 企画調査 |
研究分野 |
教育工学
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
赤堀 侃司 東京工業大学, 教育工学開発センター, 教授 (80143626)
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研究分担者 |
加藤 浩 独立行政法人メディア教育開発センター, 助教授 (80332146)
藤谷 哲 目白大学, 経営学部, 講師 (90331446)
柳沢 昌義 東洋英和女学院大学, 人間科学部, 助教授 (30319008)
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研究期間 (年度) |
2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2005年度: 3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
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キーワード | 国際交流学習 / 異文化コミュニケーション / 遠隔学習 / コミュニケーションギャップ / 国際比較 / 教育制度 / e-learning / 学力向上 |
研究概要 |
近年、多くの国でITを利用した国際間交流学習を実施されるようになってきた。わが国でもそのような教育形態をとるケースも増えてきた。しかし、学習者と学習者、また学習者と指導者が対面であることがないことを前提としているため、参加者間のコミュニケーションが大きく欠如することや、交流学習自体が中断する場合が多い。わが国では国際交流学習を実施する際に生じると思われるコミュニケーションギャップの原因や対策等に関する調査が不十分であった。今後、ITを媒体として国際交流を行うに当たって、このコミュニケーションギャップが発生することを踏まえたシステムの設計や授業設計に対する提案は教員にとって大変有用と思われる。今回は主に以下2つの項目について調査し、議論を行った。 1、多国間で交流学習を行っている教員に対して、コミュニケーションギャップの原因と対策、についての調査を行った 多国間交流学習を行うためには文化・教育制度等に様々な違いがあるため、交流の維持は困難な場合も想定される。特にコミュニケーションに関係する問題点とその解決策などについて国際交流学習を実施している国内外の教員に対してアンケート調査を行った。地域別に集計データを分析したところ、言語能力が起因となったコミュニケーション不安は北米、欧州、イスラム諸国と比べ、アジア諸国は有意に高いことが判明した。また自由記述でも国際交流に求める目的の違い、教育制度や主義によって交流が止まるケースが多いことが示唆された。 2、海外における教育制度、また教育機関における教育内容の調査を行った 1の調査にて言語の問題や教育制度等が問題となりコミュニケーションに悪影響が出ることが示唆されたため、海外の教育機関を訪問し、海外の教育制度、教育方法、教育内容を調査した。また教員に対してインタビューを行い、ITを介した国際交流学習に重要である要因と解決案について議論を行った。
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