研究課題/領域番号 |
17630019
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 企画調査 |
研究分野 |
地理学
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
野上 道男 日本大学, 文理学部, 教授 (50087144)
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研究分担者 |
柴崎 清登 国立天文台, 野辺山太陽電波観測所, 教授 (90023689)
藤井 理行 国立極地研究所, 教授 (20125214)
増田 富士雄 京都大学, 理学研究科, 教授 (30091929)
三上 岳彦 首都大学東京, 都市環境学部, 教授 (10114662)
藤井 良一 名古屋大学, 太陽地球環境研究所, 教授 (00132712)
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研究期間 (年度) |
2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2005年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | 環境理学 / 地球環境問題 / 太陽 / 気候変化 / 影響評価 |
研究概要 |
地球環境問題の理学的側面を取り上げ、多岐にわたる各研究分野(ただし理学に限定)の最新の研究成果を明らかにし、研究分野間の相互理解を深め、新しい研究課題を発掘することをこの研究の目的とした. 太陽活動、太陽地球系システム、地質時代の気候変動、氷床記録にみる気候変動、観察・観測時代の気候変化、生物圏・人類・人間それぞれへ影響の8項目を各分担者が担当した.これら各分担者はかって(第19期)日本学術会議第四部(理学)環境理学研連の委員であったので、このグループによる発表や討論は、すでに3年ほど前から行われていた.本研究ではそれを引き継ぎ、それを本研究の成果に加えることができた. 本研究ではそれに加えて、他の分野・他の項目との関係を積極的に取り上げ、検討することに重点を置いた.本研究によって、気候変化の実態・原因の探求や生物・人類・人間への影響予測という理学的研究課題に関して、分野間の相互理解が深まり、今後どのような課題を取り上げ、研究を進めればよいかが明らかになった.またこれらの成果を社会に公表する計画を立案した. 成果とりまとめに際しての項目の表題と担当する分担者()は以下の通りであった. 太陽活動と地球(柴崎清登)、太陽地球系システムにおける気候変動(藤井良一)、長い時間から見た現在の気候環境の成立(増田富士雄)、氷に記録された過去の気候・環境を解読する(藤井理行)、文書記録と観測データから読みとる気候変動(三上岳彦)、地球温暖化と生物(東 正剛)、人類の進化と多様性(大塚柳太郎)、地球温暖化問題の考え方(野上道男).また社会への還元・普及を目的として、これらを内容とする出版を計画した.表題「環境理学--太陽から人まで」(仮題)古今書院刊行予定となっている.
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