研究課題/領域番号 |
17632005
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 企画調査 |
研究分野 |
文化人類学・民俗学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
重田 眞義 京都大学, 大学院・アジア・アフリカ地域研究研究科, 助教授 (80215962)
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研究分担者 |
高田 公理 武庫川女子大学, 生活環境学部, 教授 (40154794)
堀 忠雄 広島大学, 総合科学部, 教授 (10020132)
豊田 由貴夫 立教大学, 文学部, 教授 (20197974)
藤本 憲一 武庫川女子大学, 生活環境学部, 助教授 (00248121)
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研究期間 (年度) |
2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
2005年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
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キーワード | 睡眠 / 睡眠文化 / 睡眠行動 / アジア・アフリカ地域 / 通文化的比較 |
研究概要 |
研究の目的は、睡眠文化研究という新しい研究分野の可能性を、企画調査を通して探ることにありました。これまで、人の行動としての睡眠は専ら科学研究の領域において、その神経・生理学的メカニズムを明らかにすることを主目的に研究されてきました。一方、文化を扱う文化人類学の領域では、研究対象のほとんどすべてが覚醒時の人間の活動に焦点をあわせたものでした。睡眠行動に纏わる人の文化的事象とその多様性について、たとえば寝具や寝間着、寝る姿勢、眠る場所、眠り方、眠りの儀礼などは民族誌のなかで個別的に注目されることはあっても通文化的比較を可能とするような体系的な研究の対象とはなってきませんでした。 このような状況を超えて睡眠文化研究を推進するために研究プロジェクトは、この1年間のあいだに計6回にわたって研究会をおこない、内4回を広島、東京、大阪、京都において公開研究会として開催し、ひろく人類学、地域研究、心理学などさまざまな分野の研究者を集めて体系的な睡眠文化研究の可能性を議論しました。日本文化人類学会(於北海道大学)では「睡眠文化研究の可能性」をテーマに分科会を組織しました。またウイーンで開催されたヨーロッパ日本研究学会において、我が国における睡眠文化研究の現状と展望について口頭発表をおこないました。さらに、これらの議論の一部は多数の著作・論文だけでなく、新聞・雑誌や科研費によるホームページ等でひろく一般に対して公表し、新しい学問分野としての可能性を世に問いました。
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