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社会起業者に関する経営学的分析の枠組みと分類基準の構築

研究課題

研究課題/領域番号 17633004
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分企画調査
研究分野 経営学
研究機関名古屋大学

研究代表者

吉田 猛  名古屋大学, 大学院・経済学研究科, 助教授 (00200999)

研究分担者 内藤 勲  愛知学院大学, 経営学部, 教授 (80308759)
寺澤 朝子  中部大学, 経営情報学部, 助教授 (40273247)
弘中 史子  滋賀大学, 経済学部, 助教授 (10293812)
安藤 史江  南山大学, 経営学部, 助教授 (70319292)
研究期間 (年度) 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2005年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワード社会起業家 / 社会イノベーション / 起業者活動 / NPO / コミュニティ / 深い影響 / 地域
研究概要

社会起業家に関して,まず社会的企業およびその企業を核として遂行される社会的革新,およびNPOに関する文献およびデータを収集した.社会起業家および社会的革新に関しては,これまで営利企業で語られた起業家およびイノベーションとほぼ同様の概念および理論が論じられていることが理解できた.ただし,その中では組織のミッションや組織の指導原理に違いがあるために,社会起業家や社会イノベーションでは,起業活動やイノベーションの論理よりも社会問題の発見と解決という面に視点が向けられ,問題の解決が起業活動でありイノベーションであるということに関する意識が強く現れていることがわかった.
ただし,最近では社会的イノベーションや起業家を全面に出した議論もされ始めており,企業の行うイノベーションや企業活動の差異は失われつつあるといえる.ただし,前述したように企業が意識して取り扱ってこなかった社会的な問題をイノベーションや企業の守備範囲にしているという点で,社会に創造的かつ深い変化を引き起こす可能性が社会イノベーションや起業家にはある.確かに,経済活動はグローバル化している点で影響を及ぼす範囲は広い.しかし,社会的活動はローカル(地域やコミュニティレベル)ではあるがその地域やコミュニティに深く影響を及ぼすこと,およびこれまで対応されてこなかった課題が取り上げられてきていることなどにより,影響範囲は広いというよりも深い.この意味で社会起業家やイノベーションは大きな影響を持つことが理解できた.
このような認識をふまえて,来年度は社会的イノベーションを理論的および実証的に本格的に研究してみるつもりである.

報告書

(1件)
  • 2005 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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