研究課題/領域番号 |
17633007
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 企画調査 |
研究分野 |
臨床心理学
|
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
丹野 義彦 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 助教授 (60179926)
|
研究分担者 |
坂野 雄二 北海道医療大学, 心理科学部, 教授 (10134339)
津田 彰 久留米大学, 文学部, 教授 (40150817)
横田 正夫 日本大学, 文理学部, 教授 (20240195)
大野 裕 慶應義塾大学, 保健管理センター, 教授 (70138098)
井村 修 大阪大学, 人間科学部, 教授 (20176506)
|
研究期間 (年度) |
2005
|
研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
|
配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
2005年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
|
キーワード | 認知行動療法 / ワークショップ / 不安障害 / 抑うつ / 統合失調症 |
研究概要 |
本研究の第1の目的は、欧米で培われた認知行動療法のワークショップのノウハウを日本に移植することである。このため、研究代表者と研究分担者は、ヨーロッパ認知行動療法学会、国際認知療法会議、アメリカ心理学会等に出席し、これらの学会に併設されたワークショップに参加し、ワークショップのノウハウを獲得した。また、アメリカのスウィン(コロラド大学名誉教授)に不安障害についての臨床講義を開いた。 第2の目的は、臨床ワークショップの効果研究を準備することである。このため、スーパービジョンについて検討し、文献にまとめた。また、公開事例ワークショップを2回おこない、事例の収集をおこなった。これらにより、ワークショップの伝達可能なノウハウが蓄積するスキーマを作成し、ワークショップの効果を実証的に調べる効果研究の準備をすることができた。 第3の目的は、臨床ワークショップの普及のためのスキーマを提案することであった。このために、日本認知療法学会において、シンポジウム「認知療法のクオリティ・コントロール:ワークショップ・スーパービジョン・資格制度」を開催し、東京大学出版会より『叢書・実証にもとづく臨床心理学』のシリーズの刊行を開始した。また、第6回日本認知療法学会で10本以上のワークショップを企画した。さらに、本格的に認知行動療法のワークショップを開ける臨床家を育てるために、東京認知行動療法アカデミーの設立に寄与した。
|