研究課題/領域番号 |
17633011
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 企画調査 |
研究分野 |
教科教育学
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
鈴木 慶子 長崎大学, 教育学部, 助教授 (40264189)
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研究分担者 |
久米 公 四国大学, 文学部, 教授 (00110346)
浜本 純逸 早稲田大学, 教育総合科学学術院, 教授 (90033547)
大内 善一 茨城大学, 教育学部, 教授 (10185192)
川島 隆太 東北大学, 未来科学技術共同センター, 教授 (90250828)
生田 奈穂 東北大学, 大学院・国際文化研究科, COEフェロー (20374986)
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研究期間 (年度) |
2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2005年度: 3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
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キーワード | ニュースの聞き取り / 朗読の聞き取り / 手書きする / パソコン入力 / 聞くだけ / 認知機能力 / 国語力 / 手書き指数 |
研究概要 |
本調査研究は、文字を手書きする活動と脳の活性化との関係について調査し、文字を手書きする活動の、教育の場における価値を科学的に評価しようとすることを目的とした。 そのために、2つの生活介入調査(4週間)と一つの書字習慣調査(1〜2週間)を行い、下記のような構成の報告書を編集発行した(H18.3.31発行予定)。 序 (鈴木) §1 ニュースの聞き取り調査に関する報告 (鈴木・林・生田) §2 朗読の聞き取り調査に関する報告 (鈴木・林・生田) §3 「手書き指数」算出のための基礎調査に関する報告 (鈴木・林) §4 本調査研究の価値と展望 ∫1 国語教育における価値と展望 (浜本) ∫2 書写教育における価値と展望 (久米) ∫3 脳科学における価値と展望 (川島) 研究組織 結果としては、今回の調査では介入期間が短く、また被験者数が統計的に不十分であったために、文字を手書きする活動がそれ以外の認知機能を向上させるという点については認められなかった。しかしながら、いくつかの点で、私たちの仮説の正当性を裏付けるデータが出ている。 書字を用いた生活介入を大学生などを対象にして長期間続けることは、本調査研究の規模では不可能であるため、将来は、横断的なコホート研究を行うべきであろう。 その基盤として、書字の習慣を指数化する方法である「手書き指数」を開発していくことが有効であると考える。
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