研究課題/領域番号 |
17635003
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 企画調査 |
研究分野 |
合成化学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
村上 正浩 京都大学, 工学研究科, 教授 (20174279)
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研究分担者 |
岩澤 伸治 東京工業大学, 理工学研究科, 教授 (40168563)
佐藤 美作 北海道大学, 薬学研究科, 教授 (90226019)
袖岡 幹子 東北大学, 多元物質科学研究所, 教授 (60192142)
永島 英夫 九州大学, 先導物質化学研究所, 教授 (50159076)
山口 雅彦 東北大学, 薬学研究科, 教授 (30158117)
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研究期間 (年度) |
2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2005年度: 3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
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キーワード | 遷移金属 / 触媒反応 / 有機合成化学 / 有機金属化学 / 結合切断反応 / 結合生成反応 / 不活性結合の活性化 / 均一系遷移金属触媒 |
研究概要 |
従来有機化合物の合成ではカルボニル基など活性化容易な官能基を手がかりに合成を前に進める手法がとられ、多段階の官能基変換プロセスが繰り返されてきた。しかし、地球資源の枯渇、環境破壊が深刻な問題になりつつある現代において、原子効率の高い、より直接的な分子変換反応の開発が必要とされている。そこで21世紀の有機合成における課題の一つに、炭素-水素結合や炭素-炭素結合などの不活性結合を直椄活性化して分子変換に利用するプロセスを開発し、有機合成化学に応用することが挙げられている。今回、分担者として参加するメンバーを中心に遷移金属による不活性結合の活性化を鍵とする反応について徹底的に討論を行った、具体的な討論の内容としては、 1.国内外の関連する研究を網羅的に紹介し、今後どのようなアプローチで研究を行うのが真に有益であるか、また学術界あるいは化学工業界に対して具体的にどのようなテーマを置いたときに最もインパクトがあるかを議論した。そのために国内外のシンポジウムや会議に積極的に参加し、調査ならびに議論を行った。 2.どれだけの問題解決力を有するかについて十分な議論を行い、本研究課題である「遷移金属による不活性結合の活性化」に関し、研究分担者と基本的なコンセンサスを得た。 3.次いで、実際にそのような反応を実用化する際の必要条件あるいは考えうる問題点等に関し、関連分野の研究者の積極的な参画を促し、より広い観点から深く掘り下げた検討を重ねた。
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