研究分担者 |
岸本 喜久雄 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 教授 (30111652)
北村 隆行 京都大学, 大学院・工学研究科, 教授 (20169882)
久保 司郎 大阪大学, 大学院工学研究科, 教授 (20107139)
東郷 敬一郎 静岡大学, 工学部, 教授 (10155492)
吉川 暢宏 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (70230696)
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研究概要 |
近未来を担う若手研究者の多くが軽薄短小技術分野の研究に携わる時代になっているが,重厚長大技術分野は将来においても社会を支える基盤技術として不可欠であることは言うまでもない。そこで本研究では,近未来においても重厚長大技術研究分野を充実させることを目指し,若手研究者の多くが当該分野に興味を抱き,業績を獲得できるようにするための仕組み,産学連携の推進による重要研究テーマの取りまとめと産業界への成果の還元策,等について重点的に調査,検討した。 1.平成17年9月21日に電気通信大学で第1回会合を開催し,さらに平成18年1月26日に京大会館で第2回会合を開催して議論し,以下の方向付けをした。 (1)多くの若手研究者の興味を集め,業績を獲得できるようにするためには,確かな出口を構築することがまず肝要との観点から,研究成果の出版について種々の角度から検討した。具体的には,英文ジャーナル発行形態をターゲットに詳しく議論し,国際会議に際してはGuest Editorを作る,少ページ数の講演論文についても電子投稿を認める等,多くの論文を発信していく母体作りのための重要点を集めた。 (2)過去のデータを見易くする目的で,過去の論文集,講演論文集をPDF化するなど,データベースを構築することが重要である。また事故例を種々挙げ(事故例集の作成),それぞれについて,最新の研究の視点から新しい何をやるべきかのコメントをつけ,展開につなげることが重要である。これらが重要研究テーマの取りまとめ,重厚長大技術分野への軽薄短小技術の融合,産業界への成果還元のために鍵となろう。 2.第55回理論応用力学講演会(平成18年1月26日,京大会館)において本研究課題名のオーガナイズドセッションを開催し,当該分野の種々の具体事例について議論した。
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