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地下空間利用工学の創生

研究課題

研究課題/領域番号 17636010
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分企画調査
研究分野 地盤工学
研究機関京都大学

研究代表者

田村 武  京都大学, 工学研究科, 教授 (30026330)

研究分担者 小泉 淳  早稲田大学, 理工学部, 教授 (20139041)
杉本 光隆  長岡技術科学大学, 工学部, 教授 (50196755)
西村 和夫  首都大学東京, 都市環境学部, 教授 (70128578)
市原 茂  首都大学東京, 都市教養学部, 教授 (90137018)
朝倉 俊弘  京都大学, 工学研究科, 教授 (70322154)
研究期間 (年度) 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2005年度: 3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
キーワード地下空間 / 社会基盤 / トンネル / 安心と安全 / 社会心理 / 空間資源 / コンパクトシティー / アセットマネージメント
研究概要

わが国ほど地下空間が有効に活用されている国はない.それは,山岳が多く平地の少ないわが国の地形の特性がその理由である.山岳を貫くトンネルの建設技術,都市内を走る地下鉄や地下街の構築技術は世界をリードしてきた.特に,土木学会ではトンネル工学委員会,地下空間研究委員会が中心となり全国レベルに研究を支えてきたが,本申請の研究計画はこれら2つの委員会の委員のより提案されている.地下空間は,人類の歴史とともに古くから利用されてきた重要な空間資源であり,その空間特性は,人類に大きな恩恵を与えてきた.都市の発展を遂げた近代になり地下空間は,物流の場,貯蔵の場,生活の場,生産の場として活用されるに至った.いうまでもなく地下空間は,地上の空間と同時にあわせて見ることによって初めて,その特性が明確になるものであり,地下空間を利用することは,そのまま地上空間を効率的に利用することにほかならない.つまり,地上と地下は互いに補い合う属性を有する.その意味で地下空間の意義はきわめて大きい.
しかし,わが国の地下空間開発は必ずしも1つの大きな考え方で計画されたものではなく,個々の地下構造物の構築の集積に過ぎないといえる.すなわち,これまで地下空間は,個別目的のために利用され,また,そのための個別技術が発展してきた.地下空間は,一度,開発されると,改修がきわめて困難な建造物である.したがって,現在のわが国の地下空間開発には,全国的な広い空間的視点と100年程度の長い時間的視点の両者を通して,総合的な都市再生を目的とした地下空間の利用システムを先行させることが,いまや,喫緊の課題である.また,これまでの建設技術的な要素ばかりではなく,地下空間独特の安全性や人間の心理特性の解明や,防災および環境保全の観点からの総合的科学として地下空間をとらえなければならない.それを目的として,ここに「地下空間利用工学の創生」を提案するものである.
なお,本研究課題の目的は「特定領域研究」の申請であり,個別の研究成果はない.

報告書

(1件)
  • 2005 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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