研究課題/領域番号 |
17636017
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 企画調査 |
研究分野 |
構造・機能材料
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
新家 光雄 東北大学, 金属材料研究所, 教授 (50126942)
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研究分担者 |
塙 隆夫 東京医科歯科大学, 生体材料工学研究所, 教授 (90142736)
石原 一彦 東京大学, 大学院工学系研究科, 教授 (90193341)
山下 仁大 東京医科歯科大学, 生体材料工学研究所, 教授 (70174670)
中村 孝志 京都大学, 大学院・医学研究科, 教授 (10201675)
中村 正明 大阪歯科大学, 歯学部, 教授 (50067055)
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研究期間 (年度) |
2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2005年度: 3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
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キーワード | バイオマテリアル / インテグレート生体機能材料 / ナノ表面 / ポリマー / セラミックス / 金属 / バイオメカニクス / 医工連携 |
研究概要 |
バイオマテリアルに関係するポリマー、セラミックス、金属研究者および医科・歯科関係研究者による医工連携体制を構築して、各分野の研究・開発動向調査および研究会企画を行うことで、ナノ表面インテグレート生体機能材料の創製とその生体内外評価のための新プロジェクトへの準備を進めたが、ポリマーおよびバイオメカニックス研究分野の研究・開発動向調査を充分なものとするために、当初研究分担者の他に両分野での精力的に活躍している研究者の協力も得て成果をまとめた。 ポリマー、セラミックス、金属、バイオメカニックスおよび医学・歯学各分野での本企画調査研究主要研究分担者および協力者からの各分野での研究・開発動向に関する報告書、本企画調査研究主要研究分担者および協力者との情報交換および討論から今後展開すべき研究・開発内容に関し検討し次の結論にいたった。すなわち、各異分野研究者間の有機的な強固な連携を保って研究・開発を進めることで、異なる材料間の調和および材料と生体組織との調和を達成できる第5世代バイオマテリアルとも言える新しいバイオマテリアルの創生と学問体系の構築が可能であるとの結論に達した。このような第5世代バイオマテリアルを「ハーモニックバイオマテリアル」と命名し、その創生と学問体系を構築するためのポリマー、セラミックスおよび金属材料研究者、バイオニクス研究者および医学・歯学研究者からなる新たなプロジェクトを推し進めることが急務である。このことにより、これまで欧米に牛耳られてきた医療デバイス製品産業市場へ我が国が広く参入できるようになることが大いに期待される。 なお、本企画調査研究を進める中で、第49回日本学術会議材料研究連合講演会(2005年9月15日-16日、京大会館)「インテグレート生体機能材料の創製」、日本金属学会・鉄鋼協会東海支部・関西支部、東海支部若手材料研究会共催学術討論会「若手生体材料研究者が目指す金属とセラミックス、高分子とのインテグレート生体多機能材料」(2006年1月20日、名古屋大学シンポジオンを本企画調査研究分担者が企画・運営しており、多くの発表・参加者を得ている。特に、若手生体材料研究者の参加者の参加が多くその育成が大切であることが明白となった。これらに続き、日本金属学会2006年春季大会(第138回)講演大会(2006年3月21日-23日、早稲田大学)での公募シンポジューム「ハーモニックバイオマテリアル」が開催されることになっており、その企画・運営も本企画調査研究分担者が担当している。
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