研究課題/領域番号 |
17637004
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 企画調査 |
研究分野 |
人類学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
遠藤 秀紀 京都大学, 霊長類研究所, 教授 (30249908)
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研究分担者 |
木村 順平 日本大学, 生物資源科学部, 助教授 (30177919)
佐々木 基樹 帯広畜産大学, 畜産学部, 助教授 (50332482)
押田 龍夫 帯広畜産大学, 畜産学部, 助教授 (50374765)
西海 功 国立科学博物館, 動物研究部, 研究官 (90290866)
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研究期間 (年度) |
2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2005年度: 3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
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キーワード | 霊長類 / 遺体 / 収集 / キュレーティング / 標本 / 東南アジア / 情報化 / データベース |
研究概要 |
本研究は、サイエンスの対象として遺体を漏れなく研究し、それを未来に残す活動を続けている姿を早急に具体化しておくことが必要と考え、その国際的なシステム構築の準備段階として企画調査を行うこととした。伝統的には肉眼形態学領域が遺体研究を小規模に展開してきたが、その継承性科学哲学を巨大化・国際化し、さらに、分野を超えた遺体利用研究システムを築くための基礎調査ということになる。ノイエス獲得の合理性・効率性に基づいて遺体を捨てるのではなく、遺体から何ができるかを多領域横断的に議論し、その研究指針を確立し、霊長類遺体の高度収納・情報化システムを日本が国際的に先導することを企図して研究を進めた。 17年度は、基幹システムとして、霊長類遺体に関する多国間研究協力機構の構築を目指した。アジア地域現地が有する遺体収集研究体制のために働ける人的能力の質と量を把握し、総体的高度資源情報化プランにとって、国内外標本施設インフラストラクチャーがどの程度貢献できるかを、正確に認識した。関係を構築しつつ内容を把握、未来構想を考慮した組織は、シンガポール大学多様性研究所(シンガポール)、カセサート大学(タイ)、チュラロンコン大学(タイ)、ベトナム国立生物多様性研究所(ベトナム)、マレーシア自然保護国立公園局(マレーシア)、ボゴール動物学博物館(インドネシア)、北京中国科学院動物学研究所(中国)、ベトナム国立多様性研究所(ベトナム)、国内では国立科学博物館、東京大学農学部、神奈川県立生命の星・地球博物館を訪ね、霊長類遺体研究収集体制に活用できる施設・備品・設備・データ管理能力を把握、遺体収集の将来プランにつなげること試みた。
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