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日本人青少年における低体温現象の原因解明のための企画調査

研究課題

研究課題/領域番号 17637006
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分企画調査
研究分野 生理人類学
研究機関佐世保工業高等専門学校

研究代表者

野口 正憲  佐世保工業高等専門学校, 一般科目, 教授 (10106148)

研究分担者 綱分 憲明  県立長崎シーボルト大学, 看護栄養学部, 教授 (10172040)
吉塚 一典  佐世保工業高等専門学校, 一般科目, 助教授 (10220691)
村木 里志  九州大学, 大学院・芸術工学研究院, 助教授 (70300473)
研究期間 (年度) 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2005年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード低体温 / 青少年 / 体力 / 筋量 / 体内温 / 生活環境
研究概要

技術文明の発達により,人類は身体にとってニュートラルに調整された人工環境のなかで過ごすことが増え,このことが本来備わっている環境適応能の低下につながっていると言われている。我々は生徒,学生の保健活動に携わる業務につき,体内温の計測を続けているが,近年,低体温を示す者が目立つようになってきた。これは,日本の若者の環境適応能の低下を示す一現象ではないかと危惧している。
低体温の原因には育ってきた温熱環境が関係していると考えられる。今日の十代後半の者が生まれた時代はルームエアコンの普及率が100%に達したときでもある。また,低体温は痩せ傾向による除脂肪体重の減少,運動不足による筋代謝の低下など今日の青少年に起こっている体力の低下も関係していることも予想される。
このような背景から,研究代表者および研究分担者(以下,研究者)は打ち合わせや学会参加を重ね,現代の青少年の体力や体温調節ならびに現代社会の生活環境の変化に関する研究の方向性の検討や,研究知見の収集を行った。さらに,各研究者が過去に計測した青少年の体温に関するデータを見直した。これらを踏まえ,青少年の低体温化に着目する意義,また低体温化をもたらしている要因について議論し,共同研究プロジェクト計画を検討した。
その結果,研究者一同を中心に,特に10代後半の青少年に着目し,各種温湿環境下において,安静時の腋窩温ならびに鼓膜温を計測する。そして,低体温である者とそうでない者を分類し,低体温に関係する各種要因を探索することを目的とする研究プロジェクトの計画を立案した。各種要因には年齢,性,生活習慣,体力,体型,体組成等の個人内要因と季節,時間,環境温湿度の個人外要因を含めることを予定している。また,多変量解析が可能なサンプル数が必要であり,各研究者が所属する大学・高等専門学校を中心に調査していく予定である。

報告書

(1件)
  • 2005 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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