研究課題/領域番号 |
17638006
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 企画調査 |
研究分野 |
農業土木学・農村計画学
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研究機関 | 日本工業大学 |
研究代表者 |
伊藤 庸一 日本工業大学, 工学部, 教授 (10049710)
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研究分担者 |
重村 力 神戸大学, 工学部, 教授 (30116214)
沼野 夏生 東北工業大学, 工学部, 教授 (20289721)
岡田 知子 西日本工業大学, 工学部, 助教授 (30258503)
鎌田 元弘 千葉工業大学, 工学部, 教授 (30224645)
伴丈 正志 長崎総合科学大学, 工学部, 助教授 (60218675)
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研究期間 (年度) |
2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2005年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
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キーワード | 自然災害 / 農山漁村 / 中山間 / 地域コミュニティ / 避難施設 / 仮設住宅 / 復興住宅 / 集落再建 |
研究概要 |
2004年は観測史上最多の台風が日本列島に襲来し、洪水、津波、土石流などによる大きな被害を各地にもたらした。加えて、10月には新潟県中越に観測史上最大震度7の大地震が発生し、さらに数十年ぶりの豪雪が被害を大きくした。翌、05年には福岡県西方沖地震で玄界島が大きな被災を受けた。これらの自然災害は、農山漁村に点在する小規模集落に被害が集中したことに特徴がある。本研究は、日本建築学会農村計画委員会が中心となり、農山村に点在する小規模集落の自然災害に対する防災計画のあり方、災害が発生したときの避難計画のあり方、災害後の復旧計画のあり方について共同研究を展開すべきであるとの観点から、自然災害で被災した農山村集落における防災計画、避難計画、復旧計画を検証し、取り上げるべき課題を抽出、共同研究の体制、研究手法、研究期間について検討することを目的にしている。そして、05年4月の新潟県中越地震復興シンポに参加、情報交換、資料収集を始めとし、6月以降、数回にわたり福岡県玄界島の被災調査や復興計画シンポに参加、情報交換、資料収集を行った。また、9月に開催された日本建築学会近畿大会で、パネルデスカッション「震災直後の居住支援を考える」を企画し、情報交換、資料収集をすすめた。10月には兵庫県淡路島で阪神淡路大震災復興住宅調査を実施し、情報交換、資料収集を行い、11月には神戸大学神戸フィールドスタジオの災害復興研究会で情報交換、資料収集をし、12月に農村計画学会岩手大会で地震災害と農村計画で講演、情報交換、資料収集をすすめた。さらに、06年1月には兵庫県の豊岡水害調査、3月には和歌山県の津波対策調査等を行い、情報交換、資料収集をすすめた。こうした情報交換、資料収集をベースに、日本建築学会06年度技術部門設計競技「甚大な被害を受けた農山漁村集落の再建・アイデアコンペ」を企画し、1月に関連する公開研究会を開催した。以上を通し、自然災害復旧復興・再建を課題とする共同研究体制の構築を確信した。
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