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重金属汚染が明らかになったチリ・イースター島民の健康調査

研究課題

研究課題/領域番号 17639005
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分企画調査
研究分野 衛生学
研究機関新潟青陵大学

研究代表者

中平 浩人  新潟青陵大学, 看護福祉心理学部, 教授 (40217758)

研究分担者 山本 正治  新潟大学, 医歯学系, 教授 (40018693)
斉藤 トシ子  新潟医療福祉大学, 医療技術学部, 教授 (40339958)
研究期間 (年度) 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2005年度: 3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
キーワードイースター島 / 重金属汚染 / 健康調査 / 水銀 / 鉛
研究概要

本研究は、これまでに申請者らが明らかにしたチリ・イースター島民の重金属汚染、特に水銀(Hg)及び鉛(Pb)による健康影響を診断する大規模な健康調査を実施するための企画調査として行われた。
海外共同研究者Ivan Serra教授が、同島の行政担当であるValparaiso区に打診した。行政担当者からの認可は長期審議となった。平成17年9月同島にて、打合せ及び現地担当者との会談を行い(Serra、中平)、現地の実態調査を行った(Serra、中平、石津)。市長、医師及び保健担当者との打合せと実態調査の結果、同島ではこれまで全島民を対象とする健康診断等は定期的に実施されておらず、そのノウハウを持たないこと、また島民のための保健活動資金が不足していることが判明した。従って、同島主催の健康診断の場を借りて大規模な調査を実施することは困難であると判断した。
しかし、同島は重金属暴露による健康影響に大きな関心を示しており、実施可能な調査を模索するため、平成18年2月に海外共同研究者Vanessa Garcia博士が所属するKing's Collegeにて会議を行った(Serra、Garcia、中平)。その結果、申請者らが10年前に実施した過去の研究対象者を用いたコホート研究を実施することで意見が一致した。島民の調査対象者を、当時の検査結果から、Hg及びPbの毛髪濃度が高い群と正常群とに分け、現在の自覚症状及び罹患疾患、並びに外来物質に対する遺伝的感受性を調査する。遺伝的感受性は、環境化学物質感受性に関連する遺伝子多型として薬物代謝酵素CYP1AI遺伝子多型の出現頻度を明らかにする。Hg及びPbの代謝に関連する遺伝子多型も加える。また、過去と現在の生活習慣を聞き取る。生活習慣調査票は作成中である(Garcia、斉藤)。
今後の本調査研究実施の可能性を探るため、Serra教授が平成18年3月に同島を再訪し、過去の調査研究の対象者を追跡した。その結果、死亡例が数例あるものの、コホート研究の実施が可能であることが判明した。今後、科学研究費補助金に申請予定である。

報告書

(1件)
  • 2005 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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