研究分担者 |
脇坂 聡 大阪大学, 大学院・歯学研究科, 教授 (40158598)
城戸 瑞穂 九州大学, 歯学研究院, 助教授 (60253457)
瀬尾 憲司 新潟大学, 医歯学系, 助教授 (40242440)
岡安 一郎 長崎大学, 医学部・歯学部付属病院, 助手 (80346923)
本間 志保 大阪大学, 大学院・歯学研究科, 助手 (40372627)
|
研究概要 |
本研究は(1)口腔を支配する神経の発生,再生機構,(2)味蕾の発生・再生機構,(3)顎関節の神経機構,(4)顎顔面の侵害受容機構,(5)咀嚼神経機構,(6)顎顔面領域におけるペプチド作動性神経の役割について,資料収集を行い,当該分野の研究遂行上での問題点を探り,共同研究を立案するための以下のような企画調査を行った. 1.国際学会での調査研究 研究代表者の前田と脇坂が,ドイツ・デュッセルドルフ市で開催された国際シンポジウム「Dentin/Pulp Complex 2005」に参加し,象牙質ならびに歯髄感覚に関する資料収集を行った.その結果,本分野の進展には形態系と機能系のさらなる連携した研究が必要であることが理解された. 2.宮城県仙台市で第1回班会議を開催し,本研究グループ結成の母体となった,2004年8月に京都市で開催された国際解剖学会イブニングセッションで発表された研究発表に加え,さらにこの分野の最近の研究成果をまとめ,著書を刊行するための企画を行った. 3.福岡県福岡市で第2回班会議を開催し,2の著書出版に関する最終打合せを行った. 4.研究班員が国内外の各種学会に参加し,口腔感覚の形態と機能に関する研究の最近の動向を調査した. 以上の結果を元に,2008年に開催予定の国際解剖学会シンポジウムに向けて,(1)口腔感覚受容器と咀嚼神経機構,特に遺伝子改変マウスを用いた咀嚼神経機構の解析,(2)顎顔面から投射する三叉神経尾側亜核における侵害受容機構,とくにペプチド作動性神経の動態について,共同研究を開始していくことを決定した.
|