研究課題/領域番号 |
17650032
|
研究種目 |
萌芽研究
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
メディア情報学・データベース
|
研究機関 | 公立はこだて未来大学 |
研究代表者 |
美馬 義亮 公立はこだて未来大学, システム情報科学部, 助教授 (60325892)
|
研究分担者 |
柳 英克 公立はこだて未来大学, システム情報科学部, 教授 (10325889)
|
研究期間 (年度) |
2005 – 2006
|
研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
|
配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2006年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2005年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
|
キーワード | マリオネット / リアルタイム / インタラクティブ表現 / マルチ・パラメータ / 入力装置 / センサ / 3Dモデル / アニメーション |
研究概要 |
本プロジェクトは、操り人形に対して行われるような操作を通して、たとえば、リアルタイムに3次元のモデルを動かすといったアニメーション制作などに利用できる入力装置の作成を目指し、最終的にはリアルタイムな反応を伴う、表情豊かな入力装置の設計を行い、その表現能力までを評価するという目標をもっている。 平成18年度においては、操り人形の原理を利用したメディアの入力装置のプロトタイピングならびに入力装置を用いた3D入力アプリケーションを作成し、評価をおこなった。研究の経緯は以下のとおりである。 平成17年度におこなった、入力装置のプロトタイピングについては、USBポートを用いて複数の入力チャネルをもつシステムを自在に追加削除できるソフトウエアインタフェースを稼動し、それらに接続して、複数のパラメータを並行して取ることはできるようになった。このシステムを評価したところ、機械的な問題で重大な入力誤差が発生することが判明したため、新たな機構による入力装置の試作を再度おこなった。新たな入力装置は曲げセンサを用いたセンサとなり、測定誤差の発生やその蓄積はちいさなものとなった。このあと、光学式のセンサを用いた新たなセンサの試作も続けている。 入力データを反映させるための画像出力用ソフトウエアについては、3Dのパラメータを直接データに反映させるもののほかに、動作に対する(動的な)モデルを構築してそのモデルの振る舞いに対してリアルタイムの入力を対応させるという、オーケストラの指揮棒に似た制御を行うシステムが、(応用の場面によっては)有効に使えることが判明した。研究の発表は一部まとめを行ったが、学会などでの発表は準備中である。
|