研究課題/領域番号 |
17650040
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研究種目 |
萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
知能情報学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
長尾 確 名古屋大学, 情報メディア教育センター, 教授 (70343209)
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研究分担者 |
大平 茂輝 名古屋大学, エコトピア科学研究所, 助手 (60339695)
友部 博教 名古屋大学, 大学院情報科学研究科, 研究員(COE) (10397440)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2006年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2005年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | 辞典コンテンツ / 言語的アノテーション / 個人適応 / コンテンツ統合 / XML / コンテンツマッシュアップ / 自動情報編纂 / オンライン辞典 / 自動編集 / 可視化 / 辞典構造 / オントロジー / 知的検索 |
研究概要 |
前年度に付与された辞典コンテンツに対する言語的アノテーションに基づいて、項目間の関係性、項目語とその定義を構成する語の間の階層的な関係などを導き、ネットワーク構造を生成する仕組みを実現した。より完成度の高い辞典を目指すには、このネットワーク構造が特定の分野をバランスよくカバーしている必要がある。前年度の研究結果を踏まえて、辞典のネットワーク構造の構成要素に欠落があり、関係が正しく導かれない部分や、偏りがある部分を発見する手法を提案した。また、XML構造化された文献コーパス(主にWeb上の論文を解析して用いる)を利用して、ネットワーク構造の拡張を試みた。そのために、文献コーパスにも言語的アノテーションを施した。さらに、コーパスから得られるネットワーク構造と辞典のネットワーク構造と統合した。これは、機械が自動的に処理したものを人間が吟味して行った。また、項目の解説文をよりやさしい表現に言い換える仕組みについて研究を行った。これは、ユーザーが過去に閲覧した文書に含まれる語に基づいて知識レベルを推定し、解説文を構成する語をさらに国語辞典などの他の辞典と関連付け、より平易な語で構成されたネットワーク構造と置き換えることによって実現される。以上の仕組みをまとめて、辞典の自動編集・個人適応、および、辞典とその他のコンテンツとの統合(マッシュアップ)に関する研究を行った。
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