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少数の例で多くを学ぶ映像認識のための生成型学習法の研究

研究課題

研究課題/領域番号 17650050
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 知覚情報処理・知能ロボティクス
研究機関名古屋大学

研究代表者

村瀬 洋  名古屋大学, 大学院情報科学研究科, 教授 (90362293)

研究分担者 井手 一郎 (井出 一郎)  名古屋大学, 大学院情報科学研究科, 助教授 (10332157)
目加田 慶人  中京大学, 生命システム工学部, 教授 (00282377)
研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
2006年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2005年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワード視覚学習 / 低解像度 / 画像生成 / 画像認識 / 固有空間法
研究概要

映像・画像の認識は,セキュリティのための人物監視,車載カメラからの道路標識認識などの自動車運転支援のための環境認識,長時間放送映像のモニタリングなどで,重要な技術である.しかし,認識対象を学習するためには,多数の学習サンプルが必要であるが,一般に多数の学習サンプルを収集することは困難である.本研究の目的は,映像認識において「少数の学習サンプルから認識対象を効率的に学習する手法」を体系的に開発することにある.少数の学習サンプルから学習に適した多数のサンプルを自動的に生成する生成型学習法を新しく提案し,その性能を明らかにする.生成の手法として,画像の見かけの補間,変形や変動の付加,光学的な変動モデルの導入などを検討し,提案手法を構成的に実現し,実験により評価する.本研究はその問題点を解決するために,生成型の学習法を原理的な立場から研究する.
本年度は,以下の2つの手法を提案した.(1)携帯カメラから入力された低解像度画像からの文字認識を例に,より高度な生成モデルを検討した.昨年度提案した位置ずれモデル,光学ボケモデルなどに加え,カメラを手で持つことにより発生する手ぶれのモデルを導入した.認識の枠組としては部分空間法を利用した.手ぶれの情報を検出して,この情報で生成モデルを絞り込むことにより,カメラが静止している場合よりも低解像度の文字を精度よく認識できることを実験的に示した.(2)生成型学習において,従来,学習パターンを生成する際の生成モデルの各種パラメータの設定は経験的に行ってきたが,今回,遺伝的アルゴリズムを応用して生成パラメータを自動的に推定する手法を提案した.現実により適した学習パターンを生成することが可能となり,道路標識認識などにおける認識率が向上することを実験的に示した.

報告書

(2件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (12件)

すべて 2006 2005

すべて 雑誌論文 (12件)

  • [雑誌論文] 携帯カメラ入力型文字認識におけるぼけやぶれに対処するための生成型学習法2006

    • 著者名/発表者名
      石田皓之, 高橋友和, 井手一郎, 目加田慶人, 村瀬洋
    • 雑誌名

      電子情報通信学会論文誌 Vol.J89-D No.9

      ページ: 2055-2064

    • NAID

      110007380549

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] Identification of degraded traffic sign symbols by a generative learning method2006

    • 著者名/発表者名
      Hiroyuki Ishida, Tomokazu Takahashi, Ichiro Ide, Yoshito Mekada, Hiroshi Murase
    • 雑誌名

      ICPR2006 1

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] 手ぶれ情報を利用したカメラ入力型低品質文字の認識法2006

    • 著者名/発表者名
      石田皓之, 高橋友和, 井手一郎, 目加田慶人, 村瀬洋
    • 雑誌名

      画像の認識・理解シンポジウム論文集 1

      ページ: 180-186

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] 事例ベース画像認識と固有空間法2006

    • 著者名/発表者名
      村瀬洋
    • 雑誌名

      電子情報通信学会PRMU2006-60~76 1

      ページ: 105-110

    • NAID

      110004820680

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] 撮影領域に重なりがないカメラ間における人物軌跡の対応付けに関する検討2006

    • 著者名/発表者名
      赤塚久哉, 高橋友和, 井手一郎, 村瀬洋
    • 雑誌名

      画像の認識・理解シンポジウム論文集 1

      ページ: 583-588

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] 不連続な撮影領域間の人物軌跡の対応付けに関する検討2006

    • 著者名/発表者名
      赤塚久哉, 高橋友和, 井手一郎, 村瀬洋
    • 雑誌名

      電気関係学会東海支部連合大会論文集 1

      ページ: 198-198

    • NAID

      110006217943

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] 画像認識のための生成型学習2006

    • 著者名/発表者名
      村瀬洋
    • 雑誌名

      情報処理学会論文誌 Vol.46 No.SIG 15

      ページ: 35-42

    • NAID

      110002769926

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] Recognition of low-resolution characters by a generative learning method2005

    • 著者名/発表者名
      H.Ishida, S.Yanadume, T.Takahashi, I.Ide, Y.Mekada, H.Murase
    • 雑誌名

      CBDAR2OO5論文集 1

      ページ: 45-51

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] 道路標識認識のための学習データ生成手法の検討2005

    • 著者名/発表者名
      石田皓之, 高橋友和, 井手一郎, 村瀬洋, 榎本光宏
    • 雑誌名

      画像の認識・理解シンポジウム論文集 1

      ページ: 989-996

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] まばらに配置された複数視点の画像を用いた見え方の学習法2005

    • 著者名/発表者名
      田中秀典, 北原格, 斎藤英雄, 村瀬洋, 小暮潔, 萩田紀博
    • 雑誌名

      画像の認識・理解シンポジウム論文集 1

      ページ: 838-845

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] 市街地映像マップの構築のための車載カメラ映像間対応付け,2005

    • 著者名/発表者名
      佐藤准嗣, 高橋友和, 井手一郎, 村瀬洋
    • 雑誌名

      画像の認識・理解シンポジウム論文集 1

      ページ: 959-965

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] 標識認識のための学習画像を生成するパラメータの推定2005

    • 著者名/発表者名
      石田皓之, 高橋友和, 井手一郎, 目加田慶人, 村瀬洋
    • 雑誌名

      電気関係学会東海支部連合大会論文集 O-241

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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