研究課題/領域番号 |
17650080
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研究種目 |
萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
統計科学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
神保 雅一 名古屋大学, 大学院・情報科学研究科, 教授 (50103049)
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研究分担者 |
松本 裕行 名古屋大学, 大学院・情報科学研究科, 教授 (00190538)
貝瀬 秀裕 名古屋大学, 大学院・情報科学研究科, 助教 (60377778)
間瀬 茂 東京工業大学, 情報理工学研究科, 教授 (70108190)
太田 克弘 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (40213722)
繆 瑩 筑波大学, システム情報工学研究科, 准教授 (10302382)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2007年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2006年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2005年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | Bayesian Network / 非収束性 / Belief Propagation / group testing / Tanner graph / LDPC code / 非収束 / Beleief Propagation |
研究概要 |
平成19年度は,昨年度に続き、グループテストに用いるTanner graphと呼ばれる2部グラフが,長さ4,6のサイクルを持たないときのBPの収束値と長さ4のサイクルは持たないが長さ6のサイクルを持つ場合の収束値をシミュレーションにより比較し,それらの収束値に大きな差はないことを見出した.これにより,グループテストにTanner graphを用いる際には,長さ4のサイクルを持たない2部グラフを用いれば十分であることを確認した. また、これらの知見をもとに、DNA library screening, fingerprint codeなどの効率的な識別アルゴリズムの開発を行い、特に平成19年度は知られているfingerprint codeの結託者識別アルゴリズムを改良することによりfingerprint codeの符号語の長さを短くできることを示した。本、研究結果は今後、論文にまとめ、投稿する予定である。 さらに、長さ4のサイクルを多く持つ2部グラフの振動の様子を調べ、複数の振動点の間を振動する例を見出すことを試みた。これについては、本萌芽研究期間の終了後も、さらにいろいろな例を調べて、振動点の数と2部グラフめ組合せ構造の関係を見出す試みを続けていきたい
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