研究概要 |
歩行異常を示す突然変異マウス(Hugger)のX線CTスキャンにより採取したボリュームデータをもとに、以下の骨格ポリゴンデータを作成した:Skull,Forelimb(Clavicle,Radius/Ulna,Humerus,Scapula and Manus),Hirld limb(lllium,Patella,Digits,Femur,Tarsals,Tibia/Fibula and Metatarsals)and Backbone.このうち、Hind limbについては、歩行に重要であると考えられる6つの筋肉(rectus femoris muscle,superficial gluteal muscle,semitendinous,tensor fasciae latae muscle,bicepsfemoris muscle/long head and biceps femoris muscle/short head)を選び、自由度13を持つ筋骨格系モデルを作成した。この突然変異マウスの後肢に光学反射マーカーをつけ、歩行の様子をモーションキャプチャーにより計測した。作成した筋骨格系モデルに突然変異マウスのモーションキャプチャーデータをマップし、歩行異常の解剖学的な機序について逆動力学的解析を行った。歩行異常を示すマウスと示さないマウスを比較した結果、上記6つの筋肉のうち3つの筋肉が、歩行異常に関与していることが示唆された。
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