研究課題/領域番号 |
17650161
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研究種目 |
萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
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研究機関 | 横浜国立大学 |
研究代表者 |
八高 隆雄 横浜国立大学, 大学院・工学研究院, 教授 (40111637)
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研究分担者 |
酒井 直隆 宇都宮大学, 工学部, 教授 (90235119)
山本 圭治郎 神奈川工科大学, 工学部, 教授 (00257411)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
2007年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2006年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2005年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
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キーワード | 排泄支援 / 間欠水型 / 連続水型 / グルテン / 排泄物 / 粘弾性体 / バイアス機構 / 形状記憶合金 / 福祉機器 / TiNi合金 / アクチュエータ / 拡散合金化法 |
研究概要 |
重度の排泄困難に陥った場合に,座った姿勢で自己の力で排泄するための支援装置を開発する事を最終の目的として、平成19年度には、(1)アクチュエータ駆動システムの提案、(2)グルテンを用いた排泄支援実験の実施し、および(3)グルテンの排泄物モデル流体としての、軟質腸壁での移動モデル明らかにすることを年度目的とした。 その結果、駆動システムに対しては間欠水型の開閉機構と連続水型の回転機構を試みたが、間欠水型では排泄物の把持は出来るが腸壁に対する危険性から水流による排泄を強める必要があること、連続水型はバイアス機構が排泄物への押しつけカのため水流が少ないと排泄物を内部へ押し込んでしまうことに事になることが分かった。いずれの場合にも水流による排泄能力を高める必要があり、この面から水流が多く流せる連続水型が有利であることがわかった。グルテンを有する小麦粉を排泄物のアナナロジーとして用いる研究に対しては、グルテンの存在は粘弾性体の硬さに影響し、含まれる水分量が同じならばグルテンの量によって硬さが決まるが、粘性が水部分量のみによって支配されることがわかった。実際に排泄物とのキャリブレーションについては、容器中を流れる粘弾性体の移動から、および改良粘土計から行う方法を提案した。
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