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両生類切断肢再生組織における発現遺伝子の時系列解析:切断足再生のための基礎的検討

研究課題

研究課題/領域番号 17650167
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 リハビリテーション科学・福祉工学
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

橋本 健史  慶應義塾大学, 医学部, 准教授 (10189491)

研究分担者 岡田 泰昌  慶應義塾大学, 医学部, 准教授 (80160688)
研究期間 (年度) 2005 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2007年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2006年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2005年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワード再生医療 / 有尾両生類 / 遺伝子 / 再生芽 / 幹細胞
研究概要

申請者らは、足切断患者の足を再生させること、すなわち足部切断面の幹細胞を活性化して骨、軟骨、靭帯、筋、腱、神経をそれぞれ誘導し、各組織を再構築することにより機能する足を再建する方法の確立を究極の目的としている。本申請における研究では、そのための基礎的検討として、切断肢の再生能力を持つ両生類に着目し、切断肢断端における組織再生過程におけるたんばく質発現様式を詳細に解析することを目的とした。
平成19年度は、平成17、18年度に確立された実験システム、麻酔を用いての切断方法、その組織片の採取方法およびその変化を記録するプロトコールをもとに、切断実験を行った。イモリの四肢に冷却麻酔を施し、後に、後肢の切断術を施行した。術直後、24時間後、4日後にイモリに対して過量麻酔薬吸入で安楽死をさせた。こののち、切断端に形成された再生肢を採取した。得られた再生肢から、その切断端から2mmごとに組織を抽出してその細胞に対してin situハイブリダイゼーションを行い、トランスフェリン、TGFβ1、FGF(Fibroblast growth factor)がどの程度発現が行われているのかを検討した。その結果、トランスフェリンは、術直後に1.14mg/Lであったものが24時間後、4日後には0.06mg/L以下であった。TGFβ1は、いずれも0.50ng/mL以下であった。これに対して、FGFは、切断直後に10pg/mL以下であったものが、24時間後に15pg/mL、4日後に16pg/mLと増量してきていた。このことから、有尾両生類の切断肢組織再生過程の初期において、FGFが重要な働きをしていることが示唆された。

報告書

(3件)
  • 2007 実績報告書
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (16件)

すべて 2007 2006 2005 その他

すべて 雑誌論文 (12件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件) 図書 (3件)

  • [雑誌論文] 高齢者の靴についてのバイオメカニクス的検討2007

    • 著者名/発表者名
      橋本健史、井口傑、宇座見則夫、星野達、平石英一、須田康文、小久保哲郎、奥村庄次
    • 雑誌名

      靴の医学 21

      ページ: 108-112

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] 整形外科看護2007

    • 著者名/発表者名
      橋本健史
    • 雑誌名

      整形外科看護 12

      ページ: 751-755

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [雑誌論文] 特集高齢者の骨・関節疾患 足関節2007

    • 著者名/発表者名
      橋本健史、木村彰男
    • 雑誌名

      総合リハビリテーション 35

      ページ: 235-241

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [雑誌論文] 陳旧性足関節外側靭帯損傷に対する治療靴の試み。2006

    • 著者名/発表者名
      橋本健史
    • 雑誌名

      靴の医学 20

      ページ: 53-55

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] 足部の体積の計測 第3報。2006

    • 著者名/発表者名
      家田友樹, 星野 達, 須田康文, 橋本健史, 平石英一, 宇佐見則夫, 井口 傑
    • 雑誌名

      靴の医学 20

      ページ: 132-135

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] 成長痛について。2006

    • 著者名/発表者名
      橋本健史
    • 雑誌名

      心とからだの健康 10

      ページ: 70-73

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] 足の裏を鍛えて、健康なからだをつくろう。2006

    • 著者名/発表者名
      橋本健史
    • 雑誌名

      わくわくからだ探検 2

      ページ: 55-57

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] 外反母趾2005

    • 著者名/発表者名
      橋本健史
    • 雑誌名

      からだの科学 240

      ページ: 61-64

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] 外反母趾に対する近位中足骨骨切り術の治療成績 術後10年経過例2005

    • 著者名/発表者名
      畔柳祐二
    • 雑誌名

      日本足の外科学会雑誌 26・2

      ページ: 65-69

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] 足部の体積の計測(第1報)2005

    • 著者名/発表者名
      家田友樹
    • 雑誌名

      靴の医学 18・2

      ページ: 81-84

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] 歩行時における靴の機能についての運動学的検討-windlass mechanismに対する効果について-2005

    • 著者名/発表者名
      橋本健史
    • 雑誌名

      靴の医学 18・2

      ページ: 76-80

    • NAID

      10020437102

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文]

    • 著者名/発表者名
      橋本健史
    • 雑誌名

      最新整形外科学大系18下腿・足関節・足部(中山書店) 2007

      ページ: 426-430

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [学会発表] 三角骨症候群に対する観血的治療の検討2007

    • 著者名/発表者名
      橋本健史、須田康文、小久保哲郎、池澤裕子、星野達、宇佐見則夫、井口傑
    • 学会等名
      第80回日本整形外科学会学術集会
    • 発表場所
      神戸市
    • 年月日
      2007-05-24
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
  • [図書] 足の外科の要点と盲点2006

    • 著者名/発表者名
      橋本健史
    • 出版者
      文光堂
    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [図書] 講義録運動器学2006

    • 著者名/発表者名
      橋本健史
    • 出版者
      メジカルビュー社
    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [図書] よく理解できる整形外科診療の実際2005

    • 著者名/発表者名
      橋本健史
    • 出版者
      永井書店
    • 関連する報告書
      2005 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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