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スポーツ動作のQualitative Analysis法に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 17650184
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 スポーツ科学
研究機関筑波大学

研究代表者

阿江 通良  筑波大学, 大学院人間総合科学研究科, 教授 (10175721)

研究分担者 結城 匡啓  信州大学, 教育学部, 助教授 (90302398)
榎本 靖士  京都教育大学, 教育学部, 講師 (90379058)
山本 裕二  名古屋大学, 総合保健体育科学センター, 教授 (30191456)
研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2006年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2005年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワードスポーツ動作 / 質的分析 / バイオメカニクス / 動作の改善法 / 体育指導 / スポーツイ動作
研究概要

本研究は,我が国に適したスポーツ動作の改善法(以下,Qualitative Analysis法,QA法と呼ぶ)の開発を試み,QA法研究の起点を形成することを目的としている.
最終年度(平成18年度)には,標準動作モデルの作成法,評価および診断で中核となる動作の評価ポイント,いわゆる眼の付け所の見い出し方を研究した.次いで,研究者の指導経験あるいは開発した方法により,走動作,バスケットボールのフリースロー動作などに関して質問紙,VTRなどを用いてQA法を試み,その効果や今後の課題などを明らかにしようとした.
1)バスケットボールのフリースロー動作を対象にして,標準動作モデルを作成し,動作変動性および動作逸脱度(zスコア)を算出して,これらが技術の評価の指標として使えるかを調べた.その結果,フリースローでは身体の下降局面では下肢動作において,上昇局面では上肢動作において動作変動性が小さいこと,バスケットボールコーチが上位者と評価したものでは標準動作からの上肢の逸脱度が小さいこと,中位者では大きいことなどがわかった.これらのことは,本研究で用いた動作変動性や動作逸脱度が動作を評価する場合の有力な指標になることを示唆するものである.
2)QA法の適用を以下のように行なった.(1)標準動作モデルの作成あるいは指導経験や文献によるモデルの決定,(2)指導経験や文献,あるいは動作変動性や動作逸脱度による眼の付け所の決定,(3)評価サンプルヒデオの作成(熟練者,非熟練者などの画像),(4)事前に情報(眼の付け所など)を与えずにVTRによる動きの評価て情報なしの評価),(5)(2)の資料を見せて説明したのち,VTRによる動きの評価(情報ありの評価),(6)(4)と(5)の比較.その結果,QA法を効果的に行なうには,標準動作モデルの提示,運動観察や評価の観点(眼のつけ所)の観察者への教示が不可欠であるが,評価の観点を細かくコード化した場合には運動観察が適切に行なえなくなることなどがわかった.

報告書

(2件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2007 2006

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] スポーツ技術のバイオメカニクス的評価法に関する研究2007

    • 著者名/発表者名
      村田和隆, 阿江通良ほか
    • 雑誌名

      日本スポーツ方法学会第18回大会号

      ページ: 49-49

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] 陸上競技におけるQualitative Analysis2006

    • 著者名/発表者名
      阿江通良
    • 雑誌名

      月刊陸上競技 40巻・3号

      ページ: 188-191

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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