研究課題/領域番号 |
17650196
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研究種目 |
萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
スポーツ科学
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研究機関 | 独立行政法人日本スポーツ振興センター国立スポーツ科学センター |
研究代表者 |
中嶋 耕平 日本スポーツ振興センター, 国立スポーツ科学センター・スポーツ医学研究部, 研究員 (50292925)
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研究分担者 |
福井 尚志 (独)国立病院機構, 相模原病院臨床研究センター病態総合研究部, 研究部長 (10251258)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2007年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
2006年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2005年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | 足底挿板 / 歩行解析 / 関節モーメント / 変形性膝関節症 / アーチサポート / 外側楔状足底板 / アライメント / 下肢 / 三次元動作解析 / 外側楔状足底挿板 / 距骨下関節 / 膝関節 |
研究概要 |
本年度は昨年(健常若年者を対象)、一昨年(ダンス競技者を対象)の研究結果を踏まえ、各群の症例数の追加と新たな対照群として健常高齢者・および運動療法を受けた変形性膝関節症患者を対象として、従来と同様の計測・検討を行った。また、研究成果の英語論文作成、投稿作業を行った。【対象と方法】健常高齢者(HO群;平均年齢70.9歳)17名、運動療法指導を受けた変形性膝関節症患者(EOA群;平均年齢62.9歳)15名を対象として、通常歩行時、形状の異なる3種類の足底板装用歩行時時の下肢関節(膝・距骨下関節)におけるモーメント、および歩行動態を三次元動作解析装置(VICON)を用いて計測を行った。この計測によって得られたデータを一昨年度に行った一般健常若年者(HA群)のデータと併せて比較、検討した。【結果と考察】結果I:「通常歩行時における各群の膝関節内反モーメント」は、若年健常者(HA)群:健常高齢者群(HO群):運動療法施行後の変形性膝関節症患者(EOA群)の3群間で統計学的な有意差は見られなかった。結果II:「通常歩行時における各群の距骨下関節外反モーメント」でも統計学的な有意差は見られなかった。結果III:「各群における足底挿板装用による膝関節内反モーメントの変化」ではHA群のみ外側楔状型足底挿板(LW)、アーチサポート付き外側楔状足底挿板(LWAS)装用により有意な膝関節内反モーメントの有意な減少が見られた。HO群、EOA群も減少傾向は見られたが、統計学的な有意差は検出できなかった。結果IV:「各群における足底挿板装用による距骨下関節外反モーメントの変化」においてもHA群のみLW、LWAS装用により有意な距骨下関節外反モーメントの有意な増大が見られた。【結論】下肢の運動療法を施された膝関節症患者の膝関節内反モーメントは健常若年者、健常高齢者と同様な下肢関節荷重動態を示し、運動療法の効果によるものと推測される。但し、足底挿板の効果は健常若年者には有意であるが、高齢者や膝OA患者ではその効果が不十分な場合が有ると考えられる。
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