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食のスキル形成と調理技術の習得との関係

研究課題

研究課題/領域番号 17650221
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 食生活学
研究機関横浜国立大学

研究代表者

杉山 久仁子  横浜国立大学, 教育人間科学部, 助教授 (30279799)

研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
600千円 (直接経費: 600千円)
2006年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
2005年度: 200千円 (直接経費: 200千円)
キーワード食生活 / 調理技術 / 食物頻度調査 / 調理経験 / アンケート調査
研究概要

【目的】本研究では、大学生の食のスキルの実態を調査し、調理技術と食のスキルとの関連性を明らかにすることを目的とした。
【方法】本学部1年生を対象に3つの調査を行った。調査1として、日常の食事内容調査および食生活や健康に関する意識調査を行った(食物摂取頻度調査票FFQg Ver2.0利用)。調査2として、調理技術の自己評価および過去の調理の経験等に関する調査を行った。調査3として、基礎的な調理技術に関する実態調査(りんごの皮むき、きゅうりの輪切り)を行った。調査対象者数(有効回答率)は、それぞれ132人(100%)、124人(100%)、126人(95%)であった。3つの調査の後、調査対象者のうちから5名に基礎的な調理実習を行い、調理に関する意識調査を行った。
【結果】普段の食事の時間が決まっていないが41%、週3回以上欠食するは15%、現在の自分の食生活に問題があると感じているは56%であった。普段の調理の頻度は自宅生では全くしないが42%、下宿生では週に4〜5回が33%と最も多かった。普段調理をしない理由は、面倒である35%、調理する技術がない30%であった。過去の調理経験については、家庭で小・中・高校時代とも調理を全くしなかった、ほとんどしなかったが60〜70%を占めた。調理技術については、個人差がかなり大きかった。調理技術と食物摂取評価との関連をみたところ、対象者全体に比べ調理技術の低い人は食物摂取状況が悪く、調理技術の高い人は食物摂取状況が良い傾向にあった。また、調理技術と食生活や健康に関する意識との関連をみたところ、対象者全体に比べ調理技術が低い人は食生活や健康に関する意識が低い傾向にあった。これらの結果から、基礎的な調理実習プログラムが調理に対する負担感を軽減し、食に対する意識や態度を変容させることにつながる可能性が示された。

報告書

(2件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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