研究分担者 |
川島 一夫 信州大学, 教育学部, 教授 (40135116)
守 一雄 東京農工大学, 共生科学技術研究院, 教授 (30157854)
高橋 知音 信州大学, 教育学部, 准教授 (20291388)
今田 里佳 信州大学, 教育学部, 准教授 (80306670)
坂口 雅彦 信州大学, 教育学部, 准教授 (30221998)
澁澤 文隆 信州大学, 教育学部, 教授 (50303483)
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研究概要 |
青少年の理科離れの問題への対処として,各地で理科実験教室やサイエンス・ライブ・ショーなどを実施してきた。おおむね,どの実験教室でもアンケートの結果,「とても楽しい」「また来たい」という回答がよせられているが,一般にそのようなアンケートでは,主催側に配慮して,望ましい回答が寄せられる傾向が強いので,学習効果が必ずしも「科学的に」測定されているわけではない。 本研究では,こうしたアンケート調査の問題点を解決する手法の一つとして,潜在連想テストの改良版であるFUMIEテストを開発し,以下のような効果の測定を行った。 事例1色素増感太陽電池を利用し,模型自動車教材を走らせる授業実践の評価としてFUMIEテストを行った。授業の事前と事後に計2回実施し,一般的アンケートによる学習効果(具体的には,学習内容の理解度,エネルギー学習への興味・関心,理科授業・実験への興味・関心)の測定に加えてFUMIEテストを行ったところ値が上昇していた。 事例2おもしろサイエンス2007年度「春の実験教室」において,ようやく1回きりの実験教室の事前・事後でFUMIEテストによる効果の測定に成功した。 FUMIEテストを様々なスタイルに変化させ,模索することで,科学教育啓発活動の学習効果を科学的に測定できる可能性があることを示すことができつつある。
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