研究課題/領域番号 |
17650249
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研究種目 |
萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
科学教育
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研究機関 | 国立教育政策研究所 |
研究代表者 |
五島 政一 国立教育政策研究所, 教育課程研究センター・基礎研究部, 総括研究官 (40311138)
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研究分担者 |
熊野 善介 静岡大学, 教育学部, 教授 (90252155)
下野 洋 星槎大学, 共生科学部, 教授 (30142631)
品川 明 学習院女子大学, 国際文化交流学部, 教授 (20215982)
市川 智史 滋賀大学, 教育学部, 助教授 (60274271)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2007年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2006年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2005年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | アースシステム教育 / 科学教育 / 教育改革 / カリキュラム / システム科学 |
研究概要 |
日本に総合的な理科教育を普及するために、アースシステム教育を進化させて、日本の文脈に適した総合的な理科教育「ネオ・アースシステム教育」の構築の基礎的研究を行い、そのカリキュラム開発や教材開発、そして教育実践を行い、その教育的効果について研究を行った。詳細は以下の通りである。 1.代表者1名、分担者3名、研究協力者(小中高等学校の教師(6名)、教育センターの指導主事(2名)、博物館学芸員(2名))などで構成される研究会を組織し、ネオ・アースシステム教育を開発するための基礎的研究を進めた。ネオ・アースシステム教育の開発・研究の進め方を討議するために研究会を3回開いた。 2.防災教育をを事例としたネオ・アースシステム教育のカリキュラムを開発した 3.日本における持続可能な開発のための教育の紹介として「環境教育指導資料」を翻訳した。 4.日本の教育に役立つアースシステム教育の英文テキストを翻訳した。 5.アースシステム教育の理念を拡張・改善した防災教育用のアースシステム教育の理念を構築し、「小学校の防災教育」を執筆し、その成果を学会で発表した。 6.持続可能な開発の教育を推進する教師教育に関する国際会議に参加し、この2年間で開発してきた教材や副読本を紹介、普及した。 7.アースシステム教育の理念を日本の文脈に適するように、拡張することによって、科学を中心にすえた総合的な学習を展開できるような新しい理念「ネオ・アースシステム教育」の基盤を開発した。そして、その理念を基にカリキュラム開発や教師教育を教育センターなどで行った。特に、探究的な理科教育、持続可能な開発のための教育、防災教育のカリキュラムと教師教育プログラムの開発とその実践を行い、この研究成果を国内(日本地学教育学会)、海外の学会(National Science Teachers Association)などで発表・普及した。
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