• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

Peer型ロボットによる知的障害児・者のための新しいインターフェースの開発と評価

研究課題

研究課題/領域番号 17650271
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 教育工学
研究機関独立行政法人国立特殊教育総合研究所

研究代表者

棟方 哲弥  独立行政法人国立特殊教育総合研究所, 企画部, 総括研究員 (70229938)

研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
2006年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2005年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
キーワードPeer型 / ロボット / 特別支援教育 / 知的障害 / インターフェース / 教育学 / ユーザーインターフェース / 知能ロボティクス / 特殊教育
研究概要

本研究は、パーソナルなパートナー型(あるいはPeer型)の人間のコミュニケーション様相に近いコミュニケーション機能を有するロボットを用いて、知的障害児・者がコンピュータやインターネットとインタラクティブに接するための全く新しいインターフェースを開発し、実際に協力校である知的障害養護学校における実証実験を通じて、その可能性の定量的な評価、システムの改善などを行う萌芽期の研究を目指した研究である。
本年度は,学習者の位置を認識する動的無線タグシステムを活用するための環境設定とインターフェースプログラムの開発ならびに,親近感を得るための音声データの作成とロボットによるパワーポイント実行アプリケーションの組み込みを行った。一方,昨年度から継続している授業実践の結果からは,知的障害養護学校に在籍する自閉症児3名とダウン症児1名の国語の授業において,授業で自ら発表する発話の分量と統語的な特性の向上,コンピュータへの入力文字数が継続的に増加したこと,学習や行動に関する困難が改善したことが明らかになった。本研究が進めてきたパーソナルロボットを用いた障害のある子どもへの応用例は学校教育では世界にも先例がない。ロボット先進国である日本において行われた研究は,その独創性とともに,近い将来において,教育現場のコンピュータがパーソナルロボットに変わりゆく時代を先導する研究と考えている。萌芽研究として,知的障害教育並びに病弱教育におけるPeer型のロボットを使った新しいインターフェース技術利用の可能性を示した研究であり,さらに規模を広げて実証データを確認するなど,今後の発展が望まれる。

報告書

(2件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] パーソナルロボットを活用した特別なニーズのある子どものための新しい授業の展開2005

    • 著者名/発表者名
      棟方哲弥
    • 雑誌名

      日本教育工学会大会第21回全国大会論文集

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書

URL: 

公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi