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雲粒子から生成するエアロゾルの空間分布のライダーを用いた測定方法の研究

研究課題

研究課題/領域番号 17651009
研究種目

萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 環境動態解析
研究機関名古屋大学

研究代表者

柴田 隆  名古屋大学, 大学院環境学研究科, 教授 (70167443)

研究分担者 長田 和雄  名古屋大学, 大学院環境学研究科, 助教授 (80252295)
研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
2006年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2005年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワードライダー / エアロゾル / 生成 / 雲 / 乗鞍岳
研究概要

昨年度改造したライダー装置を用いて、本年度も引き続き名古屋大学構内におけるライダー観測を継続して行った。観測は昨年同様、昼夜連続的な観測を比較的天候の良い条件め日に行った。平均すると週1〜2回で、一回の観測で一昼夜通して観測を行うことができた。境界層上端に観測された雲から地上まで降りてくるようなエアロゾルの層が、昨年同様にしばしば測定することができた。このようなエアロゾル層は波長依存性が通常の境界層内のエアロゾルより小さく、より粒径の大きいエアロゾル粒子からなることを示唆している。また、偏光解消度は小さく、球形に近い形をしていることが予想される。
木年度も、夏季乗鞍岳の東京大学宇宙線観測所にてシーロメータ(小型ライダー)を設置し連続観測を実施した。境界層高度の変化に伴いエアロゾル濃度の変化が見いだされ、エアロゾルの物理的・化学的な変化を示唆しているようである。上記の大粒径エアロゾルに加えて、逆に波長依存性が大きいエアロゾルが境界屑上端付近にしばしば観測された。このような小粒径エアロゾルと雲の関係はまだ不明であるが、乗鞍岳におけるシーロメータとSMPSの同時観測ではシーロメータで観測された雲(霧)の合間に、SMPSで核生成モードの粒子が観測された例が複数あり、雲と新粒子生成の関係を示唆する結果が得られた。このような雲と新粒子生成の関係は予想外の結果であり、このプロセスに関しても詳細は不明なままである。
今後、上記のような境界層上端付近における雲起源のエアロゾル位子生成、および今回見いだされた気体から生成されたと見られる新粒子の生成の関係を明らかにする必要がある。

報告書

(2件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Optical and microphysical properties of upper clouds measured with the Raman lidar and hydrocmeteor videosonde : A case study on 29 March 2004 over Tsukuba, Japan2006

    • 著者名/発表者名
      Sakai, T., N.Orkasa, T.Nagai, M.Murakami, K.Kusunoki, K.Mori, A.Hashimoto, T.Matsumura, T.Shibata
    • 雑誌名

      Journal of the Atmospheric Sciences Vol.63・No.未定(accepted)

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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